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美味しいけど何か違う?「日清ラ王 ちゃんぽん」はアレンジがおすすめ

相場一花グルメライター

発売から30周年を記録した日清食品のラ王。発売当時は珍しい液体スープと粉末スープをダブルで使用するカップ麺として非常に話題になりました。

カップラーメンから始まったラ王ですが1997年より袋麺の販売を開始しています。

今回購入した「日清ラ王 ちゃんぽん」も袋麺です。5個入りパック458円(税抜)と少し高いです。公式サイトが推している「豚肉のコクと魚介の旨みをベースにゴマ油の香りをきかせたスープと、もちもちとした食感のノンフライ太ストレート麺」がその通りで美味しいとの口コミを発見したので、購入してみることにしました。

これまで30年以上の歴史を誇るラ王はたくさんの種類のラーメンを生み出しました。筆者目線で特に面白いのが冷凍ラ王です。冷凍のカップ麺という斬新な発想でしたが、あまりうけなかったような気がします。

今回のちゃんぽんは麺がツルツルしていてコシが強いのが特徴みたいです。2008年に販売していた、カップ麺バージョンの日清ラ王 ちゃんぽんは「中国菜館 江山楼」が監修したとあって、クリーミーなスープとストレートな中華麺が売りでした。

どうやら鍋の〆にも合うちゃんぽん。味は濃くないのかな。

作り方は具材と麺を一緒にゆでて、ラーメン丼に入れたスープにゆで汁と麺・具材を入れるだけです。鍋の〆としてスープ・具材・麺を一緒にゆでてもよいそうなので、作り方の幅は広い印象。ちなみに今回はスープ・具材・麺を一緒にゆでてみました。一番楽な作り方です。

豚脂・クリーミングパウダー・植物油脂・あさり調味料などがスープの原材料に使用されています。

1食(91g)あたり327kcal。食塩相当量は5.2g(めん2.1g、スープ3.1g)で炭水化物は64g。

5袋パックのなかには個別梱包されたちゃんぽんが5袋入っています。

ノンフライ麺と粉末スープ。調味オイルはおそらくごま油です。

できあがりはこちら。塩ラーメンのような見た目ですね。今回調理の過程で具材とスープを煮込んでから麺を入れたんですが、スープだけの段階だと薄味でした。麺を入れて、麺からにじみ出る食塩と出汁によって丁度いい味わいになるようです。

スープを飲んでみると、スッキリした味わいの中に野菜・鶏ガラ・魚介の出汁が感じられおいしいです。スープ自体は麺から食塩がにじみ出ても薄味で塩をベースとした味から、ちゃんぽんというよりタンメンに近いスープでした。出汁の効いた塩ラーメンにも近いですね。ごま油のような風味が後味に残るため、最後まで美味しく飲むことができました。

ツルツルとした麺はコシもあり、乾麺とは思えないほど生麺に近い出来栄えです。四角の形である麺はさっぱりしたスープを美味く絡め、食感と味、両方楽しめました。ただし、ちゃんぽん麺を想像しているとしたらだいぶ異なりますね。一般的イメージであるちゃんぽん麺はモチモチとした丸麺なので、真逆ともいえる麺です。

すっきり・さっぱりしていて非常に美味しいラーメンでしたが、ちゃんぽんかと問われると、何か違うという印象です。近江ちゃんぽんもすっきりした味わいで近いですが、あちらは醤油ベースでありもう少しまろやかな印象。

やはり、一番近いのはタンメンですね。タンメンとして考えると、結構おいしいのでおすすめです。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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