海老ラーメンの名店のひとつが北海道に本店を置く「えびそば一幻」と言われています。筆者も北海道に行った際に「えびそば一幻」のえびみそを食べたことありますが、海老出汁が濃厚で非常に美味しいラーメンでした。

そんな「えびそば一幻」のえびみそを冷凍で再現したのがマルハニチロが販売している「えびそば一幻 あじわいえびみそ」です。一幻のラーメンを再現したインスタント麺は数多くあり、筆者も食べたことありますが、えびの出汁を頑張って表現していて、結構おいしかった覚えがあります。それでもカップ麺などのインスタントで再現するのは難しく、今一歩足りない印象です。

今回は冷凍での再現ということで、どれほど再現度が高いのか実食してみました。

お店と同じく海老の旨みを凝縮した濃厚スープということで楽しみですね。

中にはスープ・チャーシュー入り麺・揚げ玉の3種類が入っています。

1人前（368g）あたり512kcal。炭水化物は63.6gで食塩相当量は7.2g（麺・具1.1、ねぎ入りスープ6.1g）。

スープにはポーク・海老・貝のエキス、みそ、しょうゆ、ねぎ、ラード、砂糖、シーズニングオイル、植物油脂、発酵調味料などが入っています。

作り方は鍋とレンジ2種類。今回は鍋で調理しました。

冷凍スープと冷凍された麺はこちら。麺の見た目は冷凍パスタみたいですね。鍋調理の場合はこれらと水200mL一緒に鍋で煮こんで、揚げ玉を最後にのせます。

できあがりはこちら。見た目は美味しそうですが、えびの香りが弱いです。

スープは「えびそば一幻」ではないという印象です。まず、えびの香りと味わいが非常に弱いです。お店とは比べ物になりませんが、カップ麺で再現されたスープよりも海老の味わいは弱いのが残念でした。ポークの味わいが全面に出ていて、思ったよりもドロドロのスープ。

海老は香りが少々といったところ。スープはそれなりに美味しいですが、何を再現しているのか分かりませんでした。また、少し甘いのも気になります。えびそば一幻を再現したラーメンがどうしてこうなったのか不思議です。

麺はツルっとした中太麺。冷凍ならではのコシと味わいでいい感じです。一幻の面とは異なりますが、これはこれで悪くありません。

チャーシューはそれなりの出来栄えです。値段を考えるともう何枚か欲しかったですね。

こちらの揚げ玉も海老の香りが弱かったのが気になりました。

えびそば一幻はお店に入ったとたん、えびの香りが物凄く、ラーメン自体も海老がドカンとくるのが売りです。その海老の強調がほとんどないのが非常に残念でした。

ごちそうさまでした。