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時代を超えるチキンラーメン!昭和と平成はいまいちの味?実食レビュー

相場一花グルメライター

1958年より発売開始されているチキンラーメン。時代で言うと「昭和」「平成」「令和」と3つの元号にまたがって販売されている超ロングセラー商品です。

さて、そんなチキンラーメンが3つの元号でブームになったメニューをチキンラーメン風にアレンジした商品を発売しました。

その中から今回は「昭和」と「平成」にちなんだチキンラーメン2種類を実食してみます。

チキンラーメンどんぶり 昭和の洋食ブーム クリーミーグラタン味

まず紹介するのが昭和洋食ブームを代表する「チキンラーメン クリーミーグラタン味」。昭和にクリーミーグラタンが流行ったかと問われるといまいちピンときませんが、クリーミーグラタンとチキンラーメンがどのようなコラボしたのか気になるところです。

チキンラーメンですがチキン具材は使用していません。何となく笑えます…

スープにはクリーミングパウダー・糖類・小麦粉・乳等を主要原料とする食品・オニオンパウダーなどが入っています。

1食(91g)当たり425kcal。炭水化物は55.6gで食塩相当量は5.6g(めん・かやく2.7g、スープ2.9g)。

粉末スープがカップの中に入っていました。

油麺の湯戻し時間は3分です。

出来上がりはこちら。一応入っているらしい具材であるキャベツ・にんじんはほとんど見当たりません。

スープはクリーミーといえばクリーミーですがグラタンに近い、ドロッとしたコクや乳製品の旨みなどはほとんど感じません。そして、チキンラーメンらしい味わいも非常に弱く、物凄く中途半端な何とも言えない味です。

薄くそっけないスープにあわせたような麺はいくぶんか細麺に感じられます。通常のチキンラーメンの麺よりも薄く味付けもされていて、スープにはあっているかもしれませんが、チキンラーメンらしさは弱いです。これだったら、わざわざチキンラーメンにした意味がないような気がします。

チキンラーメン汁なしどんぶり 平成のイタ飯ブーム ペペロンチーノ味

次に紹介するのが「チキンラーメン汁なしどんぶり ペペロンチーノ味」。いわれてみればペペロンチーノは平成になってから急激に登場したような気がします。

ソースには植物油脂・食塩・香辛料・醤油・粉末醤油・たんぱく加水分解物・ポーク調味料などが含まれています。

1食(91g)当たり430kcal。炭水化物は50.7gで食塩相当量は5.5g含まれています。喫食時の食塩相当量は2.9gとのことです。ちなみに喫食事のスープ1食当たりという風に書かれていますが、おそらく湯切りした後、湯切りスープの塩分のことを示していると思われます。

カップの中には液体ソースが入っています。

油麺の湯戻し時間は3分です。

出来上がりはこちら。ニンニクの香りはあまりしてきません。

麺は普通のチキンラーメンよりも太め。結構がっちりした出来栄えです。チキンラーメンらしい味わいは弱く、普通のちぢれが効いた麺に近いです。味付けについてはペペロンチーノのような味わいはしますが、にんにくはほとんど感じられず、塩分はほのかん時間られる程度です。ペペロンチーノとしても弱く、チキンラーメンとしてもイマイチの味わい。こちらも中途半端なカップ麺でした。

時代を架けるチキンラーメンは中途半端

今回食べた2商品ですが、非常に中途半端な味でした。ちなみに「令和の韓食ブーム ヤンニョム味」はまだ食べていませんが、結構本格的と言われています。食べる機会がありましたら、実食レビューしてみたいですね。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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