透明豚骨スープはどんな味?「明星 麺とスープだけ え?透明スープの豚骨!?」を実食!
豚骨スープと言えば豚骨をぐつぐつ煮込んだ白濁を思い浮かべる人が多いと思います。博多ラーメンや熊本ラーメンなんかは真っ白。醤油ベースの味付けに背脂がぎっしりのったスープだと豚骨醤油スープということがあります。
そんな豚骨スープに最近は革命が引き起っています。なんと、透き通った豚骨スープが人気になっているそうです。骨を砕かず低温でじっくり煮こみ、灰汁や上澄みを丁寧に除去した出汁に白醤油のかえしを合わせたスープはあっさりした味わいと豚骨の旨みを感じる絶品と評判になっています。
その透明豚骨スープをカップ麺で再現したのが明星が2023年8月21日に発売した「明星 麺とスープだけ え?透明スープの豚骨!?」です。
一体どんな味なのか実食してみました。
公式HPによると「スープ全体の味わいを底上げするまろやかな豚の旨みのある粉末スープに、コクと甘みの強い国産黒豚のエキス※を使用した旨みあふれる液体スープ。香りが強く、甘みが特長のカメリアラードパック。」がセットになったスープとの事です。
スープには豚脂・しょうゆ・ポークエキス・ポーク調味料・糖類・香味油・食塩・たんぱく加水分解物・酵母エキスが含まれています。
1食(106g)当たり424kcal。炭水化物は57.8gで食塩相当量は6.9g(めん1.9g、スープ5.0g)でした。
ノンフライ麵の湯戻し時間は1分です。
完成品はこちら。豚骨のいい香りが漂ってきます。
スープの色は塩ラーメンに近いです。豚骨の風味を口に入れた瞬間は強く感じますが、豚骨独特のまろやかさやコクはあまり感じられず、すっきりした味わい。入れた瞬間は豚骨スープ、飲み終わりは塩スープといったような不思議な味わいです。これはこれで美味しいですし、豚骨の臭みや絵組が苦手な人はハマるかもしれません。逆にバリバリの豚骨を求めている人には物足りないかも…賛否の分かれそうなスープでした。
麺はかなり本格的。お店で食べる豚骨麺とかわらない質感とコシ。特に口に入れた時の粉っぽさはなかなか表現が難しいので、よくここまで再現したと感嘆するほどです。
筆者としては麺は非常にレベルが高く、スープもこだわりをしっかり感じられる作りなので、税込300円でも納得はできます。ただ、スープのコンセプトとして中途半端な出来栄えになりやすく、実際の味も中途半端に感じられました。
ごちそうさまでした。