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過去最高の美味しさか?「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」は抜け出せないおいしさは本当?

相場一花グルメライター

日清食品のドロラ王といえば、天下一品を意識しているのではないかと思われるほどのドロドロスープとコシのある麺が特徴のカップラーメン。これまでにも「ドロ、コッテリ、鶏白湯」「魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」と2種類販売してきましたが、どちらもハイレベルの商品で非常に美味しかったです。

今回は第3の味として「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」を2024年1月8日に新発売しました。系統としては「魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」に似ていて、パッケージもそっくりなため、同じ商品かと一瞬勘違いしてしまいました…。

今回の特徴なニボ沼の素といった煮干し粉末が入っているところです。実際に味はどんな感じなのか食べてみました。

スープの原材料には「にぼしエキス、魚粉(いわし、むろあじ、さば、そうだかつお)、しょうゆ、糖類、クリーミングパウダー、植物油脂、ポークエキス、魚介調味油、豚脂、食塩、小麦粉、ねぎ、香辛料、酵母エキス」が使用されています。にぼしや魚粉出汁をふんだんに使っていますね。

1食(119g)当たり413kcal。炭水化物は67.4gで食塩相当量は7.9g(めん・かやく4.5g、スープ3.4g)。

粉末スープ、液体スープ、ニボ沼の素、鶏チャーシューがカップの中に入っています。

ノンフライ麺の湯戻し時間は4分です。

完成品はこちら。煮干しの香りが半端ないですし、煮干しを含めた魚粉の量も多いです。

スープはかなりドロドロしていて、飲みごたえあります。そして…煮干しの味が本当に強いです。ただし、ポークエキスや豚脂が少し邪魔しているところがあるので、煮干しオンリーの方が個人的には好みでした。ただ…これまで食べてきたドロラ王の中では一番人工的な味が抑えられていて、おすすめのスープです。

細麺は加水率が低めでコシもそれなりに強く、スープとの相性は抜群です。煮干しスープをよく吸い込む麺なので、麺とスープの一体感があります。

鶏チャーシューは美味しいですが、なぜこれにしたんだろうという疑問があります。普通のチャーシューの方が煮干しのスープとよく合っていると思います。具材に関しては「ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」の方が好みでした。

「史上最高レベルのおいしさ」「犯罪的なおいしさ」という広告を見かけましたが、麺に関しては良かった気がします。ただ、スープの煮干し振り切れ具合はいまいちで「長尾中華そば ごぐにぼ」の方が断然煮干し感は強かったです。また、具材の相性はよくありません。抜け出せない美味しさかと問われると、筆者は簡単に抜け出すことができました。ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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