鹿児島県のラーメンといえば鶏ガラや野菜などが加わったあっさりした味が特徴と言われています。「五郎家」は一味異なり優しいあっさりした味わいとともに、焦がしネギが特徴のラーメン。特に五郎家ラーメンはたっぷりの具材とストレートの細麺が病みつきになる味わいと評判です。

そんな「五郎家」の味を明星とローソンがカップ麺として発売しています。295円（税抜）とそこそこ値段がしますが、調べてみるとかなり評判の高い1品です。どんな味か実食してみました。

スープには醤油・油脂加工品・糖類・豚脂・ポークエキス・チキンエキス・たんぱく加水分解物・食塩・香味油・香辛料などが使用されています。

1食（114g）当たり398kcal。炭水化物は66.3gで食塩相当量は7.2g（めん・かやく2.8g、スープ4.4g）。

ノンフライ麺の湯戻し時間は5分です。

カップの中には液体スープ・かやく2種類が入っています。

完成品はこちら。焦がしネギが浮いて、たまらない見た目ですね。

まず、スープですがみりんのような妙な甘さが気になります。野菜の出汁は感じられますし、焦がしネギの風味もいいですが、この甘さがすべてを台無しにしている印象です。甘口醤油の甘さとは異なる、砂糖由来の甘さはどうしても口の中に残り、違和感を生み出していました。

麺ですが、麺同士がだまになってしまったりしていて、口当たりやコシが昔のノンフライ麺のような少し硬い印象です。本店の麺がストレートの丸刃細麺なのに対して、だいぶ麺の形状が異なるのも気になります。

具材にはキャベツ・チャーシューが入っていますが、キャベツの量が少なく少し残念な気持ちに。

チャーシューは柔らかく、かなりおいしかったです。

麺とスープは頑張っていますが、妙なアレンジが気になり筆者は違和感しか覚えませんでした。まずくはないですが、好みの分かれる味だと思います。ごちそうさまでした。