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2024年コンビニ「のり弁」を食べ比べ!ローソン・セブン・ファミマの美味しくておすすめはどれ?

相場一花グルメライター

「のり弁」といえばお弁当の代表格ともいえるメニュー。コンビニでも「のり弁」に力を入れていてリニューアルを繰り返しています。

今回はコンビニ大手3社(ローソン・セブンイレブン・ファミリマート)の「のり弁」を重量や味などにスポットを置いて食べ比べてみました。

ローソン・セブン・ファミマ「のり弁」重量比較

今回比較したのり弁は下記の3種類です。

ローソン:これがのり弁当 549円(税込)

セブンイレブン:海苔弁当 496円(税込)

ファミリマート:明太海苔弁当 460円(税込)

重量においてはローソンが436gとリード。次にセブンイレブンが391gと約40gの差です。ファミリマートは346g。見た目からするとローソンの「のり弁」がダントツで重いと思いましたが、意外とセブンイレブンと差がありませんでした。

ローソン「これがのり弁当」549円(税込)を実食レポート

定番の白身魚のフライだけでなく、ロングウインナーも入った一品。「これが弁当」シリーズの人気NO.1メニューで、2024年2月13日にリニューアルしました。具材とご飯は分かれて盛り付けられているタイプです。カレーコロッケ・白身魚フライ・ウインナー・卵焼き・鶏唐揚げ・根菜金平といった具材が入っています。

1包装当たり1003kcal・たんぱく質26.7g・脂質51.7g・炭水化物111.1g・食塩相当量4.57g。

具材だけの重さは200g。白身魚のフライは長さ約12.5cm。食べてみるとウインナーはパリッと歯ごたえがよく、かなりジューシーです。カレーコロッケはカレー風味がほのかに効いていて、食べ応えあります。鶏の唐揚げの大きさも申し分なく、満足度の高い具材です。

ご飯にはカットされたのりが全面にのっています。端には辛子明太がトッピング。

のりとご飯の間にはごま入り昆布おかか合えが挟まっています。そこまで味の強調はなく無難です。ご飯の量は230g程度とまずまずでした。

ネット上の声は「長いウィンナーに揚げ物にタルタルソースが最高」「マイナーチェンジされたウィンナーがいい」と好評です。

セブンイレブン「海苔弁当」496円(税込)を実食レポート

ほきフライ・磯部天ぷらがのった定番具材がそろったのり弁です。2023年10月17日にリニューアルして460円(税抜)から430円(税抜)へと値下げしました。その際に磯部揚げは大きくなりましたが、ほきフライは半分にカット。煮物やナポリタンもなくなっています。さらに2024年1月からは値段も460円(税抜)へと戻ってしまいました。値下げのために具材のコストカットしたのに、値上げしてしまったのは残念です。

1包装当たり723kcal・たんぱく質17.1g・脂質19.8g・炭水化物121.3g・食塩相当量3.0g。

具材の重さは105g。ほきフライ・ポテトコロッケ・ちくわ磯部天ぷら・こんにゃく人参ごぼう炒めといった具材が入っています。ほきフライの長さは約6.5cmです。食べてみると、ほきフライは半分にカットされているため、サクッと食べることができます。ちくわ磯部天ぷらは大きいですが、くしょっとした食感で天ぷらの良さはさほどありません。全体的に物足りない具材でした。

セブンイレブンののり弁は、ご飯の量が3商品の中で一番多く、白米でお腹いっぱいになります。のりは全面ではなく半分だけのっています。

ご飯の上にはかつおぶしがかけてありますが、パンチが弱く少し飽きが来てしまうのが気になります。あっさりはしていますが、具材が少ないため物足りない印象。

ネット上では「のりが半分しかなかったのが残念」「なんも変哲もない普通の海苔弁当」と厳しい意見が多かったです。

ファミリーマート「明太海苔弁当」460円(税込)を実食レポート

ちくわ磯部天・ほきフライ・コロッケ・味付ごぼう人参がのったシンプルなのり弁です。値段は3商品の中で一番安いのが特徴。2023年10月17日にリニューアルしましたが、具材は昔からさほど変化がありません。

1包装当たり683kcal・たんぱく質13.7g・脂質19.3g・炭水化物114.8g・食塩相当量2.5g。

具材の重さは95gでした。コロッケのみ半分カットですが、具材が小さいため重さは一番軽いです。ほきフライの長さは約9cm。具材は一つ一つが小さく物足りないところがあります。ちくわ磯部天は少しカリッとしていて、筆者は好きな食感でした。もう1品具材があれば、さらに満足度は上がりそうです。

ご飯の量はほとんどローソンと変わりません。カットされたのりは全面にのっていて、端には明太子がちょこんと鎮座しています。明太海苔弁と言えるほど明太子は入っていなそうです。

のりとご飯の間にはおかかが振りかけてあります。おかかはご飯とあっていておいしいですが、量が少なくご飯に負けてしまっているのが残念です。

ネット上では「この明太子の量で明太海苔弁はおかしい」「明太子がもう少し欲しい」と明太子に対して厳しい意見があるようですね。

味もコスパもローソンの「これがのり弁当」が圧勝

総括としては、セブンイレブンは具材とのりが半分な点が気になり、ほきフライの厚みなどが生かせていない気がします。ファミリーマートは一番値段が安いですが、具材が小さく明太海苔弁というほど明太子が入っていない点が気になります。

ローソンはファミリーマートよりも90円ほど高いですが、具材の重さが2倍のため、コストパフォーマンスにおいても一歩抜き出ています。ウインナーや白身魚フライも大きくジューシーなため、満足度も2社とは比較にならないほど高いです。

コンビニののり弁当も比較してみると、かなりの違いがありました。気になる方がいたら一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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