有馬温泉駅から有馬温泉街を抜けて、有馬エリアの奥へ奥へ進んでいくと、絵本にも出てきそうな小さなお店があります。

名前は、イーゲル。
営業日は木・金・土・日のみで、売り切れ次第、営業終了のお店です。

可愛いハリネズミが描かれた看板を見つけたら、パン屋さんはすぐそこ。

天然酵母を使用し、時間をかけてゆっくりと発酵。
店主こだわりがいっぱいつまった、味わい深いパンが並ぶ「天然酵母パンの小さなお店　イーゲル」を紹介します。

天然酵母パンの小さなお店　イーゲル

神鉄「有馬温泉駅」から徒歩22分、車で4分のところにある、天然酵母パンの小さなお店 イーゲル。

イーゲルのパンは、干しぶどうから採取した酵母を培養した天然酵母を使用しています。
干しぶどうの皮についている酵母を採取し、数日間かけて酵母の原液を作り、その原液を小麦粉と天然水で数日かけて培養するそうです。

卸業や特別な注文への対応がメインのお店なので、実店舗にはそんなに多くのパンは並びません。

定番商品のように並ぶ頻度が高いパンもありますが、基本的には行く日によって並んでいるパンが異なるパン屋さんです。

天然酵母を使用しているため、パンの膨らみ具合、味、量、いつも一定ではありません。

だから、行く日によって並ぶパンも、パンの膨らみ具合も、味も違います。
行った日に並ぶ「今日のパン」を楽しみたいパン好きさんが訪れる、小さなパン屋さんです。

店内奥には、有馬玩具博物館で販売している「ペーパーからくりキット」など手作り雑貨や本を置いています。

天然酵母と自然農の材料使用

パンを並べている棚に、使用している材料や農家さんについての説明があります。
国産小麦やオーガニックの材料、「自然農」で育てられた作物を使っているんですね。

「自然農」という言葉を初めて聞いたのですが、「自然農」とは

• 耕さない
• 肥料や追肥を入れない
• 草や虫を敵としない

ということを原則とし、不耕起、無肥料、無農薬で栽培する方法だそうです。
（※お花畑heads ささやき村農園 フライヤーより）

今回購入したパン

もっちりした玄米粉入野菜パンにたっぷり野菜で食べごたえあります。
チーズの無添加ベーコンのコクや玉ねぎの甘さ、さっぱりトマト、やわらかいなすが舌の上でとろけます。

玄米粉入野菜パンの生地に、オイルサーディンとクリームチーズが包まれています。
イワシがほろほろとほどけ、玉ねぎやフェンネルとクリーミーに混ざり合って、和風っぽいような、洋風っぽいような組み合わせが楽しいパンです。

今まで、こんなクロワッサンを食べたことはない！というくらい、とてもめずらしい食感でした。
店頭に並んでいたら、ぜひ買って食べてみて欲しいパンで、店主さんもイチオシです。

外側はパリッとしているのですが中がもっちり？しっとり？
よつ葉バターの豊かな風味が口の中に広がります。

有機全粒粉をミックスしたパンで、小麦の味をしっかりと感じられます。

店主さんに「具を挟んだりのせたりして……」とオススメされたので、ハム・レタス・チーズを挟んでみました。
1スライスは、バターを染み込ませて。

ダイレクトに小麦の香ばしさを感じながら、イーゲルの味を楽しめるパンです。

イーゲルの場所と駐車場

一度イーゲルに行った人であれば、迷うことなくお店にたどり着けるのですが、初めて行く場合、迷う人が多いそうです。

という私も、初めてイーゲルに行くとき車で行ったのですが、Google Mapsを確認しながらでも少し迷いました（笑）

有馬温泉駅から徒歩で行く人も、車で有馬温泉へ行かれる人も、まずは【六甲有馬ロープウェー駐車場】を目指してください。

六甲有馬ロープウェーの有馬温泉駅を前にした時、六甲有馬ロープウェー駐車場の入口は右側です。

六甲有馬ロープウェーで六甲山に行く場合は、そのまま六甲有馬ロープウェー駐車場を利用されるといいのですが、イーゲルのみ利用の場合は、奥に見えてくる【有馬里駐車場】方面に進んでください。

六甲有馬ロープウェー駐車場方面へ入って行ったら、突き当りを右、坂を下りていきます。

壁にそって坂を真っ直ぐ下りていきます。

そのまま建物の置くまで進んでいきましょう。

車で行く場合、イーゲル横のスペースが空いていればそこへ停めても問題ないそうです。
（※イーゲル利用者のみ駐車可）

そこが空いていなければ、有馬里駐車場に停めてください。

有馬里駐車場は最初の30分が無料なので、イーゲルのみの利用であれば十分な時間かと思います。

午後行く時は電話で確認してからがオススメ

イーゲルは店舗営業をメインにしているパン屋さんではありません。
その日に並ぶパンは決まっておらず、売り切れ次第、営業終了になります。

遠方から行く人や目当てのパンがある人は、一度、お電話でお問い合わせしてみてください。
（※こちらは不特定多数の方が閲覧されるため、イタズラ防止のため電話番号は載せません。実際に興味を持ち行かれる方は、大変ご面倒をおかけしますが、ご自身で公式サイトの確認をお願いいたします。）