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超絶進化を遂げているバイクで唯一変わらずライダーを苦しめる熱問題と対策

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

バイクに乗り始めて20年、バイク業界で働き始めて10年以上が経過しました。

バイクは年々進化を遂げていき、ライダーが安全快適に走行することができる装備が続々登場しています。

以前は大きな排気量のバイクにしか装備されていなかったABSやトラクションコントロールといった安全装置は小排気量車両にも装備されるようになりました。

そんな中、唯一ライダーを苦しめ続けるのが熱問題です。

特にハイパワーなスーパースポーツバイクは夏に対策なしで乗ると、内ももを低温火傷してしまう恐れがあります。

一般的なバイクは剛性に優れ安価なスチールフレームを用いますが軽量が求められるスーパースポーツバイクにはアルミフレームが採用されます。

アルミは鉄に比べて圧倒的に熱伝導率に優れ、エンジンが発する熱をとおして強烈に熱くなります。

更にエンジンはサーキットを走行することを想定して超高出力なので一般的なバイクに比べても熱量が大きい傾向があります。

対策はというとバイクをカスタムして改善するのは難しいので、ライダー側で対応するしかありません。

一番良いのは遮熱性能が高いレザーを採用した衣類を着用すること。

レーサーは安全性のために引き裂き強度に優れたレザースーツを着用しますが遮熱性能にも優れているのです。

動画ではレザーパンツよりもカジュアルで使いやすいヒートガードパンツの至高を紹介しています。

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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