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ホンダのバイク 250cc以上 試乗した24台中からナンバー2車種を5つの視点で選んでみた

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

先日ホンダの250cc以上の車両で試乗した24台の中から5つの視点でナンバー1を発表する記事と動画を公開しました。

その際にナンバー2はなんですか?というコメントを頂いたので、リクエストにこたえたいと思います。

今回はナンバー2の車種とその理由、それとナンバー3の車種までお答えしたいと思います。

自分が所有するならナンバー2:400X

バイクの好みは人によって異なりますが、僕の場合には気軽に乗れて荷物を積載しやすいバイクが好きです。

ナンバー1はCRF250ラリーでしたが、ナンバー2は400Xです。

どちらもアドベンチャー系のルックスですが、CRF250ラリーはオフロード性能が高く、400Xはオンロード性能が高い立ち位置となります。

400Xの魅力は何といっても、まずはエンジン。

CBR400Rと共通のエンジンですが、燃費が抜群に良くて最新の2022年モデルは29.5km/Lでした。

燃料タンク容量は17Lなので、連続航行距離はなんと500キロを超えます。

加速はフラットで極低速からギクシャクしないので扱いやすく、ハンドルの切れ角も大きいのでUターンも楽にこなすことが出来ます。

アドベンチャーバイクなのでシートが少々高めとなりますが、先端が絞り込まれたシートと比較的柔らかいサスペンションのおかげで164cmの筆者でも不安はありません。

シートは前後一体式で前後に広く、標準装備されたタンデムグリップには左右二か所ずつにかけフックをかける場所が設けられているため大きめのシートバッグも安心して固定できます。

更には標準でウインドスクリーンも装備されているので、スマホバー、USB電源、ETC、グリップヒーターを追加すれば無双のツアラーになります。

2022年にEURO5対応でモデルチェンジし、足回りを中心に豪華になりましたが、実際に乗った感想としては大きく変化した印象はありません。

程度が良く安い車両があればモデルチェンジ前でも良いかもしれません。

ナンバー3はラゲッジスペースを備えたNC750Xです。

運転していて楽しかったナンバー2:CBR250RR

ナンバー1はCBR600RRでしたが、ナンバー2は同じくCBR兄弟のCBR250RRです。

大人気250ccフルカウルスポーツカテゴリですが、初めてCBR250RRに試乗した際の興奮は忘れません。

カワサキのニンジャ250Rが人気を火をつけ、ホンダのCBR250R、ヤマハのYZF-R25と人気車種が拡大していった250ccのフルカウルスポーツバイクですが、ライバルが2気筒エンジンなのに対して、CBR250Rは単気筒エンジン。

これが本当に単気筒?と誰も驚くぐらいに高回転まで勢いよく回るCBR250Rのエンジンでしたが、最大出力面ではライバルに比べて少々劣っていました。

そんな時にこれがホンダの本気だ!と言わんばかりに豪華装備モリモリに登場したのがCBR250RRでした。

250ccのバイクにそこまでいる?と思ってしまうほど惜しげもなく豪華装備が採用され、特に電子制御スロットルとライディングモードの搭載は驚かされました。

ライディングモードはスポーツ、スポーツ+、コンフォートの3つから選択可能で、どのモードでも街中を快適に走行することが可能でしたが、スポーツ+モードでアクセルを大きく空けた際の加速感は250ccとは思えないほどのものでした。

600cc以上のスーパースポーツバイクと異なり、CBR250RRはエントリーユーザー向けに比較的サスペンションのセッティングも柔らかめで、エンジンの発熱量も少ないのでツーリングも快適にこなせちゃうのも魅力的。

2017年に発売され、2020年のモデルチェンジでエンジン出力がアップしましたが、街中で使うにはどちらでも最高に楽しい走りが体感できます。

ナンバー3は惜しくもEURO5対応することなくカタログ落ちしてしまったCB400SF/SBです

初心者、リターンライダーにおすすめしたいナンバー2 :CRF250L

ナンバー1は同じエンジンを搭載したCB250Rでしたが、ナンバー2はCRF250Lです。

オフロードバイクは見た目が好きじゃない、シート高的に乗れない!という方もいると思いますが、後者が理由の方は試乗する事をお勧めします。

CRF250Lは登場時はシート高875mmと高く設定され、お世辞にも誰でも乗れるバイクという感じではありませんでしたが、2017年にはシート高がグッと下げられたバリエーションモデルCRF250LtypeLDが登場。

更に2020年のフルモデルチェンジでは標準仕様のシート高が830mmとなり、バリエーションモデルのCRF250L(S)が設定され、こちらは初代よりもシート高があげられた880mmになりました。

830mmでもまだ高い・・・という方は多いと思いますが、前後のサスペンションストロークが長めに設定され、柔らかいので跨ると体重でかなり沈み込みます。

加えてシートの幅も狭いので、身長164cmの筆者でも不安がありません。

現行モデルの車両重量は140kgと超軽量で、オフロード走行用にセッティングされた単気筒エンジンは低速から力強く加速。

弱点と言われている高速道路でも80キロ~90キロで走るぐらいなら不足に感じることはないはずです。

長距離走行するとなるとお尻が痛くなりがちですが、初心者やリターンライダーでも扱いやすく、バイクを操舵する楽しさを学ぶにはピッタリの一台です。

ナンバー3はやっぱりホンダの250ccクラス不動の人気ナンバー1、レブル250ですね。

価格に対して性能がすげぇ!ナンバー2:CB250R

単気筒フルカウルスポーツのCBR250Rはカタログ落ちしてしまいましたが、同じエンジンを搭載するストリートファイターとしてカタログに残ったのがCB250Rです。

ナンバー1はクラシック単気筒スポーツのGB350でしたので、単気筒バイクが並びました。

2011年にCBR250Rが登場して以来、クルーザーのレブル250、オフロードのCRF250Lなど様々な車種にエンジンが採用さてきましたが、現行ラインナップの中で最もCBR250Rの走りに近いのがCB250Rです。

CBR250R登場時、筆者よりも年上のライダーからは単気筒エンジン搭載車両がCBRじゃないという声を聞きました。

DOHC4気筒エンジンを搭載したCBR250R(MC17、MC19)あたりが現役の際にバイクの乗っていたライダーからすれば、これはCBRじゃないと思うのも仕方がないかもしれません。

ですが多くのライダーが実際にCBR250Rに試乗すると「俺が知っている単気筒エンジンじゃない」と伸びのある加速と回転に驚いていました。

登場時はABSのあるなしを選ぶことが出来ましたが、現在はABSあり一択。

ですが、灯火類は全てLED、スリッパー&アシストクラッチ装備、倒立サスペンションにリアタイヤには太めの150mmを採用するなど装備は豪華。

それでいてお値段は56万4300円。実はホンダの250ccラインナップ中で一番お求めやすい価格です。

ナンバー3は規制対応などで徐々に価格が上がってしまいましたが、NC750Xです。

長距離ツーリングが快適なバイクナンバー2:CB1300SB

長距離ツーリングが快適な条件はウインドプロテクション効果と安定感、そしてサスペンションの動きとシートの4点が大事。

ゴールドウイングは全てが満点のナンバー1でしたが、時点はCB1300SBです。

毎年カタログ落ちが噂される中、2021年に法規対応しつつ装備が豪華になりました。ヤマハのFJR1300のカタログ落ちが決定したので、ビッグネイキッドと純粋に呼ばれる車両はCB1300SF/SBのみとなりました。

大きくてごっついエンジン、ツインショック、丸目一灯に幅が広く高さが抑えられたシートはまさにネイキッドという佇まい。

乗り心地、安定感はまさに「上質」という言葉がピッタリで、バリエーションモデルのSPにはオーリンズの前後サスペンションが採用されています。

ただ低身長ライダー代表の筆者としてはSPはシート高が10mm高く、更に固めのスポーティーな味付けなので足つきが厳しい。。。低身長ライダーには無印がお勧めです。

車両重量266kgとゴールドウイングに次ぐ重量級となりますが、安定感も乗り心地も最高で、グリップヒーター、クルーズコントロール、ETC、USBソケット、トラコン、ABS、ライディングモード、アシスト&スリッパークラッチと快適装備満載。

加えてネイキッドバイクらしくシート下に11Lのラゲッジスペースを備えているのも魅力的です。

3位は乗り心地だけならCB1000Rなのですが、トータル的な性能でNT1100を推します。

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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