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【長野県軽井沢町】氷点下の朝を楽しむ。小さな氷のアートを探すモーニングフォトツアー

akariフリーエディター(軽井沢町・御代田町)

今日の軽井沢は晴れときどき雪予報。今朝はマイナス10度、最高気温でもマイナス2度予想という一日中氷点下の世界。よく晴れた氷点下の朝には、きっと面白い気象現象に出会えるはず! そう思い立ち、今日は自然がつくる氷のアートを探すフォトツアーへ。

まずは車に現れた結晶美。フロントガラスでよく見かけるこの模様の正体は?

これは「窓霜(まどしも)」というんですね。要するに「霜」の模様。霜は小さな氷の結晶。

窓霜は外気温がマイナス6度以下になるとできる氷のアートで、ガラスのまわりの水蒸気が冷やされてくっ付いて積み重なって模様が広がっていくそう。羽毛のような、針のような、植物のような、花のような、いろんなデザインがあるみたい。

花が咲いたようになることから「霜華(しもばな)」とも呼ばれています。

地表に降りた霜と雪。キーンと冷えた空気が気持ちいい!
地表に降りた霜と雪。キーンと冷えた空気が気持ちいい!

霜の結晶かたちは「針型」「羽毛型」「角柱型」「コップ型」「角板型」「六角花型」と大きくは6つのタイプ。タイプは一緒でも雪の結晶のように、同じものはもひとつとないんです。この日は粉雪と霜の共演。草につく氷の結晶は繊細でふわふわです。

これは針型?すぐにほろほろとけていきます
これは針型?すぐにほろほろとけていきます

朝日を浴びてキラキラとして。とても可愛いです
朝日を浴びてキラキラとして。とても可愛いです

木に着いた霜は樹霜。朝日が眩しい朝の林道
木に着いた霜は樹霜。朝日が眩しい朝の林道

撮影箇所は軽井沢の西エリア「信濃追分」から、おとなりの「御代田町」付近。

太陽がとかしてしまうまで。朝の少しの時間だけ楽しめる小さな氷の結晶たちでした。

参考図書:気象予報士わびちゃんのお天気観察図鑑(いかだ社)

フリーエディター(軽井沢町・御代田町)

東京から長野に移住して10年ほど。東京と軽井沢の2拠点生活のあと、現在は軽井沢の西側「信濃追分」に仕事場を設け、本に関わる仕事をして暮らしています。趣味は散策。古本と着物と温泉、浅間山麓の風土が好きです。

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