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【長野県軽井沢町】信濃追分をあるく。追分宿にポツンと建つ青空文庫で本を借りてみた

akariフリーエディター(軽井沢町・御代田町)

軽井沢町の西側エリア「追分宿」で、気になる木の箱を見つけました。

今日は浅間神社前の無料駐車場に車を停めて、旧中山道をブラブラと。

「追分宿駐車場」の案内板。黄色く描かれている道が旧中山道です
「追分宿駐車場」の案内板。黄色く描かれている道が旧中山道です

追分宿は車を降りて歩きたいところです
追分宿は車を降りて歩きたいところです

駐車場を出て歩くと右手に「浅間神社」
駐車場を出て歩くと右手に「浅間神社」

緑もさもさの気持ちの良い道
緑もさもさの気持ちの良い道

「浅間神社」前には、浅間山からの天然水がさらさらと
「浅間神社」前には、浅間山からの天然水がさらさらと

日用品「松葉屋」さん前はゆるい下り坂
日用品「松葉屋」さん前はゆるい下り坂

人、歩いてませんね
人、歩いてませんね

「昇進橋」とは縁起がいい
「昇進橋」とは縁起がいい

昇進橋を渡ったところにバス停がありました。

そしてその横に、何か建っています。

 なんかちょっとナナメ
 なんかちょっとナナメ

追分宿をよく歩く方ならご存知だと思いますが、私はじっくり覗いたことがなかったです。

こちらは「夢の箱・青空文庫」というそうです。

硝子戸の中には貸し出しできる本が並びます
硝子戸の中には貸し出しできる本が並びます

信濃追分ゆかりの作家本もありました
信濃追分ゆかりの作家本もありました

案内板に「青空文庫のきまり」というものが書かれていました。

  • 本の出し入れは自由です。
  • 借りる人は一冊にしてください。
  • 本箱に有る本を自分の蔵書にされたい方は、代わりにご自分の本をお持ちになり整頓して置いて下さい。
  • 成人向けの雑誌・写真集及び宣伝広告は置かないで下さい。
  • 硝子戸は必ず閉めて下さい。

「追分観光産業振興会 追分区」と明記されています。

では、ルールを守って今日は一冊借りて帰ります。

もし読んでいて欲しくなったら、自分の持っている本を代わりに持って来ればいいんですね。

信濃追分は駅も無人だったりと、何かと道徳が問われる場所のようです。

「マヤの一生」をお借りします。本との出会いって楽しいですね
「マヤの一生」をお借りします。本との出会いって楽しいですね

最初の青空文庫をあとにして少し歩くと、東屋のような建物の前に第二の青空文庫が!

幾つかあるんですね。

ここは新しくできた休憩所「ポケットパーク」というスペース。ここで本を読んでも気持ちよさそうです。

ここにも青空文庫発見!
ここにも青空文庫発見!

ポケットパークの隣は「堀辰雄文学記念館」です
ポケットパークの隣は「堀辰雄文学記念館」です

お店の人と立ち話をしたり、植物観察しながらゆっくり1時間ほどの散策でした。

のんびりした追分宿の雰囲気に、小さな青空文庫がよく似合っていました。

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フリーエディター(軽井沢町・御代田町)

東京から長野に移住して10年ほど。東京と軽井沢の2拠点生活のあと、現在は軽井沢の西側「信濃追分」に仕事場を設け、本に関わる仕事をして暮らしています。趣味は散策。古本と着物と温泉、浅間山麓の風土が好きです。

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