プロの選手の中にはコックを使わずにテイクバックをする選手が存在する。

男子プロだと堀川未来夢選手、女子プロだと笠りつ子選手などが代表的だろう。

ノーコック打法とは手を使わずに(特に手首)、体の捻転でクラブを上げることを指す。

以下は堀川未来夢選手のテイクバックの画像だ。

テイクバックでクラブが腰の辺りまで来るまで、腕とシャフトがずっと真っ直ぐになっていることが見て取れる。

「この打法では体が回転するだけなので、フェースの向きが常に一定になりやすい」と芹澤信雄プロは話す。

つまりノーコックで捻転だけを使ってスイングすれば、ボールは曲がりにくくなるのだ。

しかし芹澤プロはこのノーコック打法はアマチュアにはお勧めしないそうだ。

なぜならノーコック打法だと飛距離が出なくなるからだ。

ノーコック打法を使いこなすためには、関節の柔らかさと相当な筋力が必要だと芹澤プロは説明している。

300Yヒッターのシングルの筆者がノーコック打法に挑戦してみた

筆者は元々関節が柔らかく、かつこの2年間毎日2時間筋力トレーニングに励んでいる。

このようなフィジカルを持つ筆者であればノーコック打法が合うのではないかと思い、早速練習場でこの打法を試してみた。

結果は少し曲がらなくなったが、ドライバーの飛距離は40Yほど落ちてしまった。

これでは従来の打ち方で3Wを打った方が飛距離・方向性共に良いという結果となってしまった。

ノーコック打法の良さは芹澤プロのレッスンで理解できたが、芹澤プロがアマチュアにはお勧めしないという理由もまた理解することができた結果となった。

※参考動画(UUUM GOLF -ウームゴルフ-)