パターはソール面にウエイトが付いていて、ヘッドの重さを変えられるようになっている物が多い。

ではこのウエイトでヘッドの重さを変えると、パターにはどのような変化が現れるのだろうか？

本記事では2つの観点から、この疑問について解説を行いたい。

1.転がり具合

まずウエイトを重くした方がパターの転がりは良くなる。

物体に加わるエネルギーは質量×加速度で求められる。パターのような短くて小さな動きでは、ヘッドを少々重くしても加速度に変化は現れにくい。

そのためパターにおいてはヘッドを重くした方が、飛距離が出るようになると考えてい良いだろう。

グリーンが重たい場合や日頃からショートが多い人は、ウエイトを重くすると良い結果が得られやすい。

反対にグリーンが速いや日頃からオーバーが多い人は、ウエイトを軽くした方が良いだろう。

2.操作性

続いて操作性に関しては、ヘッドを軽くした方がその効果が得られやすくなる。

操作性とは具体的にはストロークのリズムやフェース面の向きを自由自在に操れるということだ。

反対に言うと重いヘッドではこれらが常に一定になりやすい、オートマティック性がある。

フェースを開閉しながらストロークしたり、下りと上りでパッティングのリズムを変えるという人は、ヘッドの重量は軽い方が良いだろう。

反対に常に一定のリズムでフェース面の開閉なく打ちたい人にとっては、重たいヘッドの方が恩恵を得られやすい。

まとめ

ウエイトを変更するだけで、パターはまるで別物のようにその姿を変える。

自分のスタイルに合ったウエイトを見つけられれば、それだけで平均パット数の向上が見込まれるだろう。