先日、長野駅近くで真っ白な移動販売車とすれ違いました。「何のお店なんだろう？」と気になっていたところ、長野市権堂イーストプラザ市民交流センターの前で車を発見！　つい駆け寄ったところ、笑顔がすてきな店主さんが気さくに話をしてくださいました。

3年ほど前に東京から長野に移住したという店主さん。現在小さなお子さんを子育て中ということで、長野で子育てしようとご家族でやってきたといいます。車には初心者マーク！雪の季節が過ぎ、これから様々なところで販売できることを楽しみにしているそうです。

お店の名前「ねびらき」は、雪解けの時期に、地面よりも早く木の根っこのまわりの雪が丸くとける現象「根開き」にちなんでいます。木の根のまわりからゆっくり雪がとけるように、出会いと笑顔が広がりますようにと願って名付けられました。

店主さんのご友人が愛媛で営む「GOOD MORNING FARM」がつくる、旬の野菜やフルーツを使った、こだわりの瓶詰ピクルスやオイル漬け、季節のジャムやシロップ煮を販売しています。

色とりどりで、並んでいるだけで絵になってしまう瓶詰めの数々。どれを買おうか迷いましたが、「セロリとキャベツのレモンペッパーマリネ」を購入しました。

鶏肉の付け合わせにしても良いし、マヨネーズとあえてサンドウィッチの具にしてもおいしいとのこと。早速サンドウィッチをつくってみました！

セロリの香りがアクセントで効いていて、レモンの酸味がすっぱ過ぎずにさっぱりと味わえました。手軽に野菜がとれるのがうれしいです。

「ねびらき」では、久留米絣のトートバッグなど、全国の職人とデザイナーが組んでつくる「46/D.」の伝統工芸品も取り扱っています。

このほか、keicaのフィト菓子（植物療法士がつくるハーブや精油の入った菓子）なども販売。いずれも、店主さんのご友人たちがつくる品物たちです。

今は、友人のつくる品物の販売からスタートしていますが、「出会いと共に売るものが増えたり、やることが増えたりと、広がっていけたらいいな」と話す店主さん。自然体で成長していく移動販売車、どう進化していくのかこれからが楽しみです。