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【長野市】国内最古級の映画館「長野相生座・ロキシー」。お得なプレミアム会員の入会は5月31日まで!

akiko歩くの大好きライター(長野市)

長野市内の好きな場所として真っ先に私が思い浮かべる場所があります。

それが権堂アーケードの中ほどにある映画館「長野相生座・ロキシー」

1892年に芝居小屋「千歳座」として建てられ、今年12月で130年を迎える木造建築の映画館。1919年に、今に続く「相生座」の名前に変わったそうです。

かつて松竹に劇場を貸していた1972年に「ロキシー1」ができ、その後もとは雀荘だったところが「ロキシー2」に。3つのスクリーンの映画館になっています。

コアな映画ファンから地元住民まで、さまざまな人々が訪れます。

権堂アーケードにはさまざまなお店が立ち並びますが、商店街全体にどことなくいにしえの雰囲気が漂い、心地よい空間です。

長野相生座・ロキシーへと続く入り口。上映中の映画や今後の上映予定の映画のお知らせが見られます。

この日は、プレミアム会員の更新に来ました。入会・更新できる期間は5月31日まで。今回の申し込みで2023年3月末まで有効となります。

初回入会時のみ2000円が必要で、あとは毎年500円の年会費で当日券1100円で鑑賞ができます(特別興行作品は会員割引の対象外の場合あり)。

プレミアム会員のほかにメンバーズ会員というものもあり、こちらは常時入会できます。

3割は会員、7割は一般のお客さんだそうで、いろいろなお客さんが楽しめるよう、邦画、洋画、主軸のエンタメ作品からミニシアター系作品、話題のドキュメンタリーなど、多岐にわたるラインナップを用意しています。

私が今回観たかったのはドキュメンタリー映画「テレビで会えない芸人」。かつて社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」でテレビでも人気だった芸人・松元ヒロさんを、鹿児島テレビが追った作品です。

哀しみとおかしみが入り混じる、松元ヒロさんの芸とたたずまい、汗をかきながら格好悪さもさらけ出しながら、大衆に問うものとは。考えさせられる映画でした。

相生座の設備は、シネコンとは全然違うと思います。でも、私はここで映画を観たい。どの映画も、何か心にしみる感じがします。

ロキシー1の2階へ続く階段
ロキシー1の2階へ続く階段

古い映画館なので、2階席もあります。私は足を踏み入れたことがありませんが、今度2階席でも観てみたいです。

レトロな雰囲気がたまらない。いつまでも映画の余韻に浸ることができる素晴らしい映画館。

観光のお客さんなどが、映画を観ずに相生座のオリジナルグッズのみを購入していくこともあるそうです。Tシャツ、手ぬぐい、ポストカードなどがあります。

新型コロナウイルスの影響は大きく、かつてのお客さんたちは完全には戻ってこないそう。でも、新しいお客さんも来ていて、入れ替わりがあり、「やり続けることが今後につながるんだと思う」と長野相生座・ロキシーの支配人さんはいいます。

「作品だけなら配信でも観られる時代。でも、配信で観られない作品を上映したり、観られる作品でも、イベントをやったりライブ感や体験を大事にしたいと思います」

支配人さんが気さくに話してくださいました。

6月以降も気になる作品が数々上映されますので、またチェックして訪れたいと思います!

【店舗情報】
長野相生座・ロキシー 公式サイト
住所:長野県長野市権堂町2255
電話:026-232-3016
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*記事の内容は取材当時のものです。

歩くの大好きライター(長野市)

長野市在住。甘いもの、古いもの、エコなもの、変わったもの、とにかく面白いものが大好きです。長野市の魅力を発信していきます!

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