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【長野市】キャンプで活躍するスウェーデントーチはサイズ3種類。18日まで旭寮で販売会開催!

akiko歩くの大好きライター(長野市)

さまざまな理由からご自分で日常生活を送ることが困難な方々が、入所して生活する施設「救護施設」が、長野市内には2施設あります。救護施設の利用には、障害種別による利用制限はなく、支援を必要としている方を幅広く受け入れています。

社会福祉法人信濃福祉が運営する新諏訪の「救護施設旭寮」では、現在86人が入居し、平均年齢は65歳くらいだそう。以前は長野商業高校のすぐ近くにありましたが、新諏訪に移転して広々と開放的な雰囲気になりました。

救護施設 旭寮
救護施設 旭寮

今回、初めての販売会を行っているとお聞きし、さっそく伺ってきました!

コロナ禍以降、感染拡大防止のため一般の方に向けたイベントの開催がなかなかできなかったということで、こうしたイベントを開くこと自体が久しぶりなんだそうです。

駐車場のすぐ目の前が販売スペースになっています。旭寮の利用者さんが制作したものなどが販売されています。

キャンプでインスタ映え間違いなしの「スウェーデントーチ」は、すぐ近くの頼朝山で伐採してきたものだそうです。火をともして焚火をしたり、調理をしたり、コーヒーを沸かしたりと多用途に使えます。

小300円、中500円、大1000円と、試すにはありがたいお買い得な価格。数に限りがありますのでお早めに!

原木にしいたけの菌を植え付けた「ホダ木」も販売しています。家でしいたけを収穫できるなんて楽しいですね!

旭寮では、このようにしいたけ栽培もしています。畑ではさまざまな作物を栽培しています。

キャベツの苗は、利用者さんが育てたもの。畑仕事に詳しい方がいるのだとか。

旭寮の梅の木から収穫した梅。普段は、利用者さんたちが梅ジュースなどで味わっているそうです。

芋井で採れた淡竹、ワラビの、フキ、など、旬の地のものがたくさんあります! 地産地消なのがうれしいです。牟礼産のお米も販売しています。

靴下工場から、靴下を製造するときに余るゴムの使わない部分を譲ってもらい、利用者さんがマットを作っているそうです。とっても器用で夜中にコツコツ作っているのだとか。

「救護施設」というと、普段あまりなじみのない方が多いかもしれませんが、こうしたイベントを通じて地域にある施設のことを知る機会になります。

今回の販売会は試験的な取り組みだそうで、コロナの状況を見ながら今後にもつなげていきたいということです。

施設にとっては、感染予防のために難しい日々がまだ続きます。しかし、職員さんは「できないこと探しをしていると元気がなくなってしまいます。視点を変えて、今できることを探したい」と話します。

利用者さんとできることを探し、生きがいづくりをし、社会とのつながりに広がっていくように。職員さんたちの試行錯誤は続きます。

販売会は18日(土)まで旭寮の敷地内で開催しています!

【イベント情報】
旭寮販売会
日時:6月17日(金)・18日(土) 10時~15時
場所:社会福祉法人信濃福祉 救護施設 旭寮
公式サイト 公式Instagram
住所:長野県長野市新諏訪1-25-43
tel:026-232-3412
*記事の内容は取材当時のものです。

歩くの大好きライター(長野市)

長野市在住。甘いもの、古いもの、エコなもの、変わったもの、とにかく面白いものが大好きです。長野市の魅力を発信していきます!

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