【ゴルフ】目指すはハンドファーストインパクト アイアンで飛距離と方向を両立させられる手首周辺の動き
「ハンドファーストインパクト」と「ハンドレイトインパクト」
理想的なインパクトを表すものとして、手(グリップ)がヘッドよりも先行したハンドファーストが挙げられる。多くのゴルファーは、ヘッドが手(グリップ)より先行したハンドレイトでインパクトしている。「手首をこねる」と表現したりする。これではボールに力が伝わりにくいし、フェースの向きも不安定になりやすくなってしまう。
一般男性の7番アイアンの打ち出し角の基準は20度前後、一般女性の打ち出し角の目安は23度前後となる。ロフト角が32度前後の7番アイアンでこの打ち出し角を実現するためには、ハンドファーストでインパクトする必要があるのだ。
アメリカ男子ツアー選手の平均打ち出し角:16.3度
アメリカ女子ツアー選手の平均打ち出し角:19.0度
「左手掌屈」「右手背屈」「左前腕回外」「右前腕回内」
手がヘッドより先行しているだけでは、フェースが開いたインパクトになり、ボールが右に飛んでしまう。ハンドファーストインパクトとスクエアフェースインパクトを両立するためには「左手掌屈」「右手背屈」「左前腕回外」「右前腕回内」が必要だ(右打ちの場合)。
左手掌屈:左手関節の角度を小さくする(手の平側に折る)
右手背屈:右手関節の角度を大きくする(甲側に折る)
左前腕回外:左手の平を外に向ける
右前腕回内:右手の平を内に向ける
まずは短いクラブで始めよう
多くのゴルファーの打ち出し角は基準値より大きくなりやすい。ハンドファーストインパクトは習得が難しく、できないことに悩みを抱えているゴルファーは少なくない。まずは短いクラブ、それもハーフススイングなどの小さめのスイングで取り組んでいきたい。
現状のインパクトがどうなっているかはスイングを動画で撮影してチェックしたい。打席にあるテーブルなどにスマホを置いたりすると撮影できる。簡易的なスマホスタンドを用意しても良いだろう。飛球線後方からの撮影でもある程度ハンドファーストの度合いはチェックできるが、友人や家族などと複数名で練習場に行った際は、並びの打席を利用するだろうから、正面からも撮影してもらってチェックしてほしい。
ハンドファーストインパクトをマスターできれば、飛距離と方向を両立させやすくなるだけでなく、色々な状況で応用が利きやすくなる。是非、トライしてみて欲しい。
<関連情報>
アイアンショットはハンドファーストとダウンブローの両立が必要(GOLFERS SUPPORT)
ハンドファーストインパクトについて(GOLFERS SUPPORT)
セルフスイング撮影しよう ゴルフ練習の必需品 スマホスタンド(GOLFERS SUPPORT)