【ゴルフ】自分に合うクラブとは シャフトの特性を表す5つの項目
シャフトを選ぶ時代
ドライバーでもアイアンでも、ほとんどのモデルでシャフトを多くの種類の中から選ぶことができる。
シャフトは、パワーの有無やスイングタイプなどによってゴルファーそれぞれの合うものが異なる。女性などパワーがないゴルファーは、軽めでやわらかいシャフトがベター。学生時代にスポーツに励んでいたアスリートなど、パワーがあるゴルファーは、重めでかためのシャフトがベターだ。
シャフトの特性
シャフトの特性は、重さ・かたさ・トルク・調子・振動数という項目をみることで特性がわかる。
重さ
ヘッド、グリップの重量はモデルによって大きく変わらないが、シャフト次第でクラブ全体の重量は大きく変わる。
また、クラブの重さは振りやすさに影響する。
シャフトの重さの目安はシャフトに記載されていることが多い。「6」や「60」という数字は、60グラム台や60グラム前後、となる。
かたさ
シャフトのかたさもクラブの振りやすさに影響する。プレーヤーによるところが大きいが、テンポなどで選ぶとよい。スイングテンポが速いゴルファーは、かためのシャフトが振りやすい傾向。
主にR、S、Xがあり、RとSではRの方がやわらかく、Sの方がかたい。SよりかたいのがXだ(レディース用はRよりやわらかいL)。
これらは、シャフトに記載されていることが多い。
調子
しなる部分がどこかを表しており、振りやすさに影響する。元調子がシャフトのグリップ側、先調子がヘッド側、中調子がその中間となる。
元調子の場合、低めの球筋になりやすく、先調子の場合、高めの球筋になりやすい。
調子はシャフトには記載されていないものが多い。カタログやメーカーの公式サイトでのチェックが必要だ。
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トルク
シャフトのねじれ方向のかたさを記す数値。数値が小さいほどねじれが少ない。ねじれの大小は、スイングのタイミングに影響する。一般的にスチールシャフトはトルクが少なく、カーボンシャフトはトルクが多い。
タイミングが早い人ほど、トルクが小さいものが打ちやすいと感じやすい。
トルクもシャフトには記載されていないものが多い。カタログやメーカーの公式サイトでのチェックが必要だ。
振動数
1分間にどれだけ振動するかを表す数値。大きいほどかたく、小さいほどやわらかい。
ゴルフショップなどに行って、専用の機材で測定してもらう必要がある。
知識があるほどクラブフィッティングの効果が大きい
さまざまなヘッドやシャフトを試しながら、ゴルファーそれぞれの現状に合うクラブを決めていくクラブフィッティングは、多くのゴルファーにとってなじみのあるものになってきた。
フィッティングをする場合、される側のゴルファーがある程度の知識を携えておくと、フィッティングの効果は増大する。知識があるほど、フィッティングする側の提案やコメントに対して疑問が出てくるものなので、質問をして答えをもらう、というキャッチボールを繰り返すことで、合うクラブにたどりつきやすくなる。
球筋はスイングとクラブによって決まる。シャフトの特性も頭に置いて練習すると、より良い取り組みになるだろう。
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