ヘッドスピードが上がるパワーの出し方が身につく、メディシンボールを使ったトレーニング
地面からの力をどうクラブに伝えるか
ゴルフスイングでインパクト時に効率よくクラブヘッドを走らせるためには縦(上下)の力がポイントになる。グッと地面を踏むように体を使い、その反動を使って手を走らせる。多くのゴルファーは、左右の力が大きく、縦の力が不足していることで、ヘッドスピードを出し切れていない。
<関連記事>
飛距離を伸ばすために知っておきたい プロのスイングに表れているヘッドスピードが上がる下半身の動きとは(Yahoo!ニュース エキスパート)
プロゴルファーのダウンスイングに学ぶ 飛距離がアップする体の使い方(Yahoo!ニュース エキスパート)
メディシンボール投げ
メディンボールというフィットネスグッズをご存じだろうか。ボーリングのボールほどのサイズで1kg刻みで様々な重さがあるボールだ。
このボールを投げるトレーニングが有効であることが研究論文でも証明されている。下半身や体幹の筋力アップに効果を発揮するだけでなく、下半身が地面から力を受けて、それを体幹、腕、手へと連動させていく感覚が磨かれる。
下半身リードは地面を踏むことから始まる
ダウンスイングでは下半身が回転し、それに導かれるように上半身が回転する。そして、それに引っ張られるようにして腕が振られる、というのが理想の流れだ。
しかし、切り返し直後にいきなり腰部を回そうとしても、イメージ通りの動きにならないことが多い。まずは上下の力。切り返しは地面を踏むことから始まることで、腰部がスムーズに回る。
女子プロゴルフ界注目のルーキー佐藤心結が、開幕戦で初日に1打差の2位タイ(結果13位タイ)につけるなど、さらなる飛躍を予感させるプレーを見せた。佐藤は中学時代は陸上部に所属。砲丸投げで地区大会で優勝したこともある。インタビューで中学時代の陸上部活動について「結果として、下半身強化につながったような気がする」とコメントしていることからも、重たいものを投げる時の下半身の力の使い方が重要であることが分かる。
下記関連記事「A」ではメディシンボール投げについて、「B」では体の使い方について解説しながら、佐藤のスイングに触れた記事を紹介している。ご一読いただきたい。
<関連記事>
A:飛距離アップに効果的なトレーニング メディシンボール投げ(GOLFERS SUPPORT)
B:プロゴルファーはしている 飛距離がアップするダウンスイングでの体の使い方(GOLFERS SUPPORT)