1.5メートルの1パットの確率を15パーセント上げる パッティングのチェックポイント3つ【ゴルフ】
1パットの確率
パットは繊細。ショートパットでも簡単ではない。平均スコア90プレーヤーの1.5メートルの1パットの確率が50パーセントということが難易度を表している。
スクラッチプレーヤー(ハンデキャップ0の上級者)の1.5メートルの1パットの確率は66パーセントで、90プレーヤーよりも約15パーセント高い。
では、90プレーヤーとスクラッチプレーヤーではパットの何が違うのだろうか。ショートパットでも、ラインの読み方や距離感の出し方が重要ポイントとなるが、今回は狙い通りの方向に打ち出すためのポイントについて解説していく。
ストロークよりもアドレスをチェック
パットのストロークだけでなくショットのスイングにも言えることだが、動きよりもアドレスが大切だ。
アドレスにチェックポイントを設けて、それをクリアすることで1パットの確率は上がり、スコアが向上する。パットでチェックするべきアドレスのポイントは3つある。
3つのポイント
フェースの向き
狙った方向にフェースの向きを合わせることができなければ、安定して狙った方向にボールを打ち出すことができない。
ロングパットは基本的にはカップインを狙わないので、多少の方向のズレは問題にならないが、ショートパットはそうはいかない。方向も合わせる必要がある。
狙った方向にボールを打ち出すために最も重要なのは、狙った方向にフェースを向けることだ。これが意外に難しい。
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ボール位置
ボールをセットする位置次第でボールの打ち出し方向は変わる。左足寄り、右足寄り、体から遠い、体に近い、それぞれパットの傾向は異なる。
ボールの位置の基準は左目の下。ボール位置をチェックする練習器具として、パッティングミラーがある。
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体重配分
アドレス時の体重配分の基準は前後左右(左足、右足、つま先、かかと)偏りのない状態。その基準が絶対ではないが、体重配分の再現性はストロークの再現性に直結するため重要なポイントになる。
前後左右の体重配分のチェックはパッティングディスクで行うことができる。
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ズレてきやすいアドレス
アドレスは静止している状態であるため、一度覚えてしまえば大丈夫、と思われがちだが決してそうではない。
アドレスの再現性を高めるには高い意識が必要。複数あるポイントをチェックすることを怠ってはいけない。
「パターをどう動かすか」以上に「どう構えるか」に着目することで、パット巧者になれる。パットでもアドレスに目を向け、1パットの確率を向上させてスコアアップを狙いたい。
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