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砂の上じゃなくてもできる!練習場のマットで行うバンカーショットの練習方法【ゴルフ】

野洲明ゴルフ活動家

3倍の距離を打つ

バンカーショットは、芝からのショット時の約3倍の距離を打つスイングの大きさになる。グリーンサイドバンカーからのショットは、ボールを直接打つのではなく砂を打つ。ボールに伝わる力が減る分をカバーする必要があり、その目安が約3倍となる。

15ヤードのバンカーショットであれば、芝から40から50ヤード打つ場合のスイングの大きさのイメージになる。

多くのゴルフ練習場には、50ヤード地点を示す看板があるだろう。その看板を狙う50ヤードショットの練習は、芝からの50ヤードショットの練習だけでなく、バンカーショットの練習にもなる。

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高さを出す場合はロブショットの練習

アゴが高いバンカーなど、高さが必要な場合は、フェースを開いて使う。この場合のショットは芝からのロブショットのイメージに近い。

マットの上からのロブショットの練習は、フワリと高く上げるバンカーショットの練習にもなる。ボールの下をクラブヘッドがくぐる感覚になるようにフェースを開いて使う技術は、バンカーショットにも活きる。

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バンカーショットの力感

バンカーショットの基準とするべき力感は芝からの時と同じ。15ヤードのバンカーショットは40から50ヤードの芝からのショットの力感が基準だ。

バンカーショットは砂を強くたたくイメージを持ちやすいが、バンカーだからといって強くたたこうとする必要はない。バンカーショットでは、砂を打った時、抵抗に負けまいと、瞬間的に力感が増す。“結果的に”強くたたいた感じになるのだ。

バンカーショットでもリキみは禁物。芝からの時と同じリズムとテンポでスイングしたい。

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ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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