プロとアマの差は11.5度 多くのゴルファーが取り入れるべき肩の動きとは
ダウンスイングからインパクトにかけて、一般ゴルファーはプロゴルファーに比べて体幹の側屈が不足している。
側屈とは、体幹の片側が縦に縮み、その反対側が伸びる動きのこと。ダウンスイング時の側屈動作は、(右打ちの場合)右側が縮み左側が伸びる動きのことだ。
アメリカのゴルフテックが公開しているデータによるとインパクト時の両肩のラインの傾きは、プロの平均が39度でアマチュアの平均が27.5度とのこと。
アマはプロに比べて両肩のラインの傾きが小さい。ということは体幹の側屈の度合いが小さいということを示している。
ダウンスイング時の側屈の度合いが小さくなる理由
ボールをクラブヘッドで上から叩きつけるようにダウンスイングしてしまうと、側屈動作が不足し両肩のラインの傾きは小さくなりやすい。
クラブヘッドに意識を注ぎ、フェースをボールに向けるイメージで上から下に力を出すと、(右打ちの場合)右肩は高くなりやすい。右肩が高いということは側屈動作がないということ。両肩のラインの傾きは小さくなる。
アイアンはダウンブローでインパクトするべきだが、過度な意識は禁物。理想的なダウンブローは、グリップ軌道はアッパーブローであるという点を押さえておきたい。
側屈を促進する方法
インパクトからフォロースルーにかけて、クラブを立てるイメージを持つと良いだろう。下から上に振り抜こうとすれば体幹の側屈が入りやすくなる。
それと合わせて、右に打ち出して左に曲がるフックボールを打つイメージを持てると良い。
フックボールを打つにはインサイドアウトにスイングする必要がある。インサイドアウトは、スクエアな軌道やアウトサイドインよりも、下から上に振り抜く度合いが強まる。
下から上に振り抜くことと、フックボールは相性が良いのだ。
フックボールを打つには、インサイドアウトのヘッド軌道だけでなく、その軌道に合ったフェースターンも必要になるが、体幹の側屈の感覚を磨ける期待が持てるので、是非トライしてみてほしい。
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