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マズイなすを買わない八百屋の選び方!たった3個のポイントをみるだけでOK

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年目の青髪のテツです。

日差しが強い上にジメジメ蒸し暑く、夏本番といった感じになりましたね。

「この季節になると夏野菜がおいしく感じる」という方も多いのではないでしょうか。

季節の野菜はおいしいだけでなく、その季節にあった栄養素が含まれているので、積極的に食べることをおすすめします。

さて、今回はなすの選び方をテーマに書いているのですが、なすはヘタのトゲが鋭いものを選ぶと鮮度が良いって聞いたことがありませんか?

この選び方は間違っていないのですが、最近のなすは下の画像のように、トゲがない品種が多く出回っているのでトゲの鋭さだけでは鮮度の判断ができなくなっているんです。

「じゃあどこをみたらいいの?」となりますよね。そこで今回は「鮮度の良いなすの選び方」と「八百屋おすすめのなす料理」を紹介していきます。

なすの選び方

なすを選ぶとき、たった3つのポイントを押さえておけば、ハズレを引くことがなくなります。

そのポイントとは...。

・皮にハリがある
・濃い紫色
・ずっしりと重量感がある

1つずつ簡単に説明していきます。

なすの選び方①皮にハリがある

なすを選ぶときは、最初に皮のハリをチェックしましょう。

なすは水分を多く含んでいる野菜で93%以上は水分で構成されています。

収穫から時間が経つと、徐々になすの中の水分が蒸発していきます。

そうなると、皮のハリが失われてシワができるんです。

ですので、表面がツヤツヤしているなすは鮮度抜群ということが言えるんです。

なすの選び方②濃い紫色

私が仕事でなすの鮮度チェックをするときは、なすの色に注目しています。

全体的に紫色のなすは良いのですが、なすは実が腐るとオレンジ色に変色するんです。

特にヘタ側から傷みやすいので、ヘタ側の実はしっかりチェックしておくと良いですよ。

また、色をみることで鮮度だけでなく、栄養の量も知ることができます。なすの紫色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの色なので、濃い紫色の個体を選ぶと栄養的にも良いんです。

なすは上の画像のような濃い紫色のものを選びましょう。

※白ナスや緑色のなすを否定しているわけではありません。

なすの選び方③ずっしりと重量感がある

最後になすの重さをチェックしましょう。

これはなすの皮のハリをみるのと同じで、なすの水分が抜けていないか確認するためにおこなります。

ずっしり重たいなすは、水分たっぷりでジューシーなのでおいしいですよ。

なすの食べ方

なすはフライパンを使わなくても、レンジで簡単に煮浸しが作れるんです。

詳しい作り方は「レンジで簡単なすの煮浸しのレシピ」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

なすの選び方まとめ

今回はなすの選び方を紹介しました。

今回紹介した選び方を使って、今が旬のなすをたくさん食べていただけると嬉しいです。

また、大量になすをもらうことがあるけどすぐに傷むから困るという方や、安いときに大量に購入しておきたい方に向けて「なすを1ヶ月長持ちさせる保存方法」という記事も書いています。

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野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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