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【軸の大小どっちを選ぶ?】ハズレのにんじんを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

9月下旬になり、かなり秋らしい気温になってきましたね。

秋といえば、さつまいもや秋刀魚、梨や柿などあります。秋の味覚ってどれもおいしくて素敵ですよね。みなさんはなにをよく食べますか?

ところでにんじんはこれからの時期が旬って知っていましたか?年中品揃えされている野菜なので、いつが旬なのかわからなくなっている方も多いと思いますが、にんじんは秋から冬にかけて旬を迎える野菜なんです。

そこで今回はこれからが旬の「新鮮でおいしいにんじんの選び方」を紹介していきます。

にんじんの選び方

新鮮でおいしいにんじんを選ぶなら、3つのポイントをおさえて見分けましょう。

・葉の切り口が小さい

・ずっしり重い

・オレンジ色が濃い

にんじんの選び方1葉の切り口が小さい

にんじんを選ぶときは、最初に「軸」に注目しましょう。

上画像の左のような葉の切り口が大きいニンジンより、右のような葉の切り口が小さいニンジンを選びましょう。

ニンジンは葉の切り口が小さいものほど、実の中の繊維質の強い芯も細いので柔らかいんです。また、葉の切り口が大きいにんじんは味が薄い傾向があります。

同一品種であれば、葉の切り口の小さいにんじんを選びましょう。

また、葉の切り口の色は鮮度の目安にもなります。ここが黒く変色しているにんじんは傷み始めているので避けるようにしましょう。

にんじんの選び方2ずっしりとした重量感がある

次ににんじんの「重さ」をチェックしましょう。

売り場のにんじんを持ち比べてよりずっしりと重いものを選びましょう。重量感のある人参は、水分量が多くみずみずしいんです。

逆に軽いにんじんは、陳列後時間が経過していて乾燥し水分が抜け始めています。鮮度がよくおいしいにんじんを選ぶなら、ずっしり重量感のあるものを選ぶようにしましょう。

にんじんの選び方3オレンジ色が濃い

最後ににんじんの「色」に注目しましょう。

にんじんは色が濃いものほど、βカロテンを多く含んでいます。

にんじんのオレンジ色はβカロテンの色です。色が濃い方がβカロテンが豊富なので、栄養豊富なにんじんを選ぶなら濃いオレンジ色ものを選んだ方がいいですよ。

余談ですが、ニンジンのβカロテンは食べ方によって吸収率が変わってきます。吸収率は、生の場合8%、煮て食べると30%、油で炒めると70%と言われているので、βカロテンをより多く摂取したいという方は炒め物で食べるのが効果的です。

おいしいにんじんの選び方まとめ

今回はこれからが旬の「新鮮でおいしいにんじんの選び方」を紹介しました。

他にも「にんじんが1ヶ月長持ちする保存方法」や「今が旬のシャインマスカットを農家直送で取り寄せる方法」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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