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ハズレのさつまいもを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

11月に入り、かなり秋らしい気温になってきましたね。

秋といえば、さつまいもや秋刀魚、梨や柿などあります。秋の味覚ってどれもおいしくて素敵ですよね。みなさんはなにをよく食べますか?

そんな中でもさつまいもはこの時期人気の野菜で、とてもよく売れるのですが、甘かったり甘くなかったり当たり外れが多いイメージの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「さつまいもの選び方」を紹介していきます。

さつまいもの選び方

さつまいもを買うときは、以下3つのポイントを押さえて選びましょう。

・自分好みの品種を見つける

・皮が滑らかで切り口が綺麗なもの

・ふっくらとした形をしている

それぞれ簡単に説明していきます。

自分好みの品種を見つける

さつまいも選びは品種選びがもっとも重要です。

甘い焼き芋が食べたいのに、甘味の弱い品種を選んでしまっていたり、甘い料理にしたくないのに、砂糖のように甘い品種を選んでしまったりということをよく見かけます。

普通のスーパーによく出回っている品種の特徴を簡単に説明します。

紅はるか:とにかくあま〜いさつまいもを食べたいという方は「紅はるか」がおすすめです。紅はるかはねっとり系のさつまいもで、とにかく強い甘味が特徴です。その糖度は驚異的で個体差はあるものの、焼きいもにすると糖度は45度を超えると言われています。

鳴門金時:逆にあっさりとした甘さのさつまいもを食べたいという方は「鳴門金時」がおすすめです。正直な話、私は料理用途によっては甘すぎるさつまいもが苦手だなと思うことがあります。私と同じように、お味噌汁の具や天ぷら、炒め物に使うさつまいもは甘すぎない方が良いという方も一定数いるのではないでしょうか。

シルクスイート:シルクスイートは紅はるかほどではないですが、甘味の強い品種です。紅はるかと大きく異なる点は「食感」です。出回る時期にもよりますが、しっかり熟成されたシルクルイートは焼き芋にすると食感が絹のようにしっとり滑らかに焼き上がるのが特徴です。

皮が滑らかで切り口が綺麗なもの

さつまいもの表面にハリ、ツヤがあるものは畑で健康に育った証拠。なるべく表面がきめ細かくなめらかなさつまいもを選びましょう。

私が仕事でさつまいもの鮮度チェックをするときは皮の状態と切口をチェックします。

さつまいもは意外に青カビがきやすく切口にカビが生えているものは中までカビ臭くなっているので避けましょう。

ふっくらとした形をしているもの

最後にさつまいもの形に注目しましょう。

同一品種であれば、ふっくらとしている形のものを選ぶと良いですよ。レモンのように真ん中がふっくらと太っていてずっしり重たいさつまいもは栄養分がしっかり蓄えられていておいしいんです。

さつまいもの選び方まとめ

今回はおいしいさつまいもの選び方を紹介しました。

ぜひ今回の記事を参考にして、今が旬のさつまいもをたくさん食べてくださいね。

他にも「最強に甘いさつまいも紅天使を紹介」や「噂のブラックシャインマスカットを紹介レビュー」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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