緑色に変色した新じゃがいもは食べられる?八百屋が解説
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
だんだん暖かくなってきて、春野菜がおいしくなってくる季節になりましたね。春野菜といえば新玉ねぎや新じゃがいもなどの「新」がつく野菜や、春きゃべつ、春にんじんなどの「春」がつく野菜が出回りますよね。
皆さんはどの春野菜をよく食べますか?
今回はその中でも、特に人気のある「新じゃがいも」を取り上げます。新じゃがいもは皮が薄いので皮ごと食べられるという特徴がある、春しか出回らない野菜です。
そんな新じゃがいもですが、「緑色に変色したものは食べられるの?」と聞かれることがよくあります。
そこで今回は「緑色になった新じゃがいもを食べてはいけない理由」を紹介します。
緑色に変色したじゃがいもは食べてはいけない
結論から書くと、緑色に変色した新じゃがいもは食べてはいけません。
緑色は「チャコニン」や「ソラニン」と呼ばれる毒素なので、食べてしまうと腹痛や嘔吐など食中毒の原因になる可能性があります。これは新じゃがいもではない普通のジャガイモも同じことです。
特に新じゃがいもは緑色への変色が早く、朝陳列した新じゃがいもが夕方には薄く緑色に変色しているということもあります。
なので、新じゃがいもを購入するときは、よくチェックしてカゴに入れたほうが良いですし、買った新じゃがいもは早めに使い切ることをお勧めします。
新じゃがいもが緑色に変色するのを遅らせる方法
新じゃがいもは光に反応して、皮が緑色に変色します。これは太陽の光だけではなく、蛍光灯の光にも反応してしまいます。なので、新じゃがいもの緑化を防ぐには、なるべく光に当たらないようにする必要があります。具体的な方法を紹介しますね。
1.新じゃがいもを新聞紙かキッチンペーパーで包む
2.保存袋に入れる
3.常温の冷暗所、もしくは冷蔵庫の野菜室で保存する
常温で保存する場合は、紙袋に入れるだけでも緑化を遅らせることができます。
緑に変色したじゃがいもは食べても大丈夫?まとめ
今回は「緑色になった新じゃがいもを食べてはいけない理由」を紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考にして、新じゃがいもを適切に保存して、早めに食べていただけると嬉しいです。
他にも「新鮮で美味しい新じゃがいもの選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。