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ハズレの春キャベツを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

だんだん暖かくなってきて、春野菜がおいしくなってくる季節になりましたね。春野菜といえば新玉ねぎや新じゃがいもなどの「新」がつく野菜や、春きゃべつ、春にんじんなどの「春」がつく野菜が出回りますよね。

春野菜はみずみずしくサラダに向くものが多かったり、苦味があり、天ぷらにすると美味しい山菜も出回りますよね。皆さんはどの春野菜をよく食べますか?

今回はその中でも、特に人気のある「春キャベツ」を取り上げます。

春キャベツって春になるとなんとなく購入しているけど、普通のキャベツと選び方が違うの?と思っている方、意外と多いのではないでしょうか?

そこで今回は新鮮な春キャベツの選び方を紹介していきます。

新鮮で美味しい春キャベツの選び方

新鮮で美味しい春キャベツを選ぶなら、以下3つのポイントを押さえてカゴに入れましょう。

・重さをチェックする

・葉先がピンとしている

・芯の切り口が白くみずみずしい

1つずつ簡単に解説していきます。

春キャベツを選ぶときは、最初に「重さ」を持ち比べてチェックみてください。

春キャベツをサラダ用として購入するときは、大きさの割に軽いものを選ぶと良いです。冬キャベツは重いものを選んだ方が良いというのが常識だと思いますので、少し意外だったのではないでしょうか?

というのも成長して葉が詰まりすぎている春キャベツは、葉が硬くなり、春キャベツの特徴であるふんわりとした食感が失われてしまうんです。

ですが、春キャベツを作る農家さんに教えて頂いた話では、重い春キャベツを選ぶメリットもあるそうです。春キャベツは重みのあるものの方が糖度が高い傾向にあるようなんです。加熱調理すると食感は変わってしまいますし、しっかり詰まっているものの方が量も多くお買い得ですよね。

春キャベツを生食用に購入するなら大きさの割に軽いもの、加熱調理ように購入するなら、しっかり詰まっていてずっしり重たいものを選ぶと良いですよ。

次に鮮度の状態を確認するために「葉先の状態」と「芯の切り口」に注目しましょう。

春キャベツは鮮度が落ちてくると、葉先がしわしわになります。普通のキャベツと比較すると鮮度の良いものでもしわしわしているので、少しわかりにくいですが、明らかに萎れていたり変色しているものは避けた方が良いです。

また、芯の切り口も収穫から時間が経ち、鮮度が落ちてくると変色していきます。

陳列前に芯の切り口をカットしてから売り場に出すお店もありますが、それでも陳列から時間が経つと黒ずんだり乾燥していきます。

葉先がピンとしていて、芯の切り口が白くみずみずしい春キャベツを選ぶと、鮮度が良いものを購入することができます。

この方法は普通のキャベツにも適用することができるので、参考にしてくださいね。

春キャベツの選び方まとめ

今回は春キャベツの選び方を紹介しました。

ぜひ今回の記事を参考にして、今が旬の春キャベツをたくさん食べて頂けると嬉しいです。

他にも「キャベツが長持ちする保存方法」という記事も書いているので、興味がある方は読んでみてください。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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