Yahoo!ニュース

iPhone/Mac/iPad/ウェラブル/サービス全部売れた!2021年1-3月Apple業績凄い

Appleが大好きなんだよチャンネル管理人

 こんにちは。Appleユーザー歴27年 !YouTubeチャンネル「Appleが大好きなんだよ」管理人のダイスキ(大好きさんと呼ばれているので)と申します。

 日本時間の4月29日早朝にAppleが2021年1-3月(会計年度2021年第2四半期)の業績を発表しました。iPhone 12シリーズがものすごく売れているとは聞いていましたが、1-3月に新製品はほぼ無し。厳密にはApple Watchの新色が1点ありましたが、今年は3月に噂されていたiPad Proの新製品はありませんでした。その分や昨年はあったMacBook Airの分がなかったので前年並みくらいと勝手に思っていましたが度肝を抜かれる数字を叩いてきました。

 ファンとして決算資料を紐解くとAppleの未来が見えてきたりと非常に面白いので私は3ヶ月に一回の発表を毎回自分なりにチェックしています。

 今回はその業績発表内容を約10年の推移などを含めたグラフに落とし込んで見ていきたいと思います。

<2021年3月27日を末日とする2021年会計年度第2四半期>

売上:895.84億ドル(過去最高/前年同期比153.6%)※日本円にして約9兆7646億円

純利益:236.3億ドル※日本円にして約2兆5757億円(前年同期比210%)

 2010年度からのアップルの売り上げグラフを見ると例年第2四半期は年間で底を打たないまでも第3四半期に次ぐ鈍化するシーズン。500億ドルから600億ドルの間を推移してきたのを見ると今回の896億ドルがいかに異例の数字か理解できます。2018年2019年のホリデーシーズン(第1四半期)をも上回る数字となりました。iPhoneの発売が例年の9月と違う10月/11月だったことから売り上げの山が年明けにシフトしたことを鑑みてもとてつもない数字となっています。なぜなら2021年度は第1四半期も1114億ドルという過去最高の売上高を叩き出しており単純にiPhoneの売り上げが1-3月にシフトした分とは言えないからです。

<製品別>

・iPhone: 479.38億ドル(前年同期比166%)

・Mac:  91.02億ドル(前年同期比170%)

・iPad:  78.07億ドル(前年同期比179%)

・ウエラブル/ホーム/アクセサリ: 78.36億ドル(前年同期比125%)

・サービス: 169.01億ドル(前年同期比127%)

 相変わらずiPhoneの構成比率は53.5%と依存度は高いものの、iPhoneに続きMacが前年比70%増、iPadが79%増と好調。2018年に構成比69.7%までiPhone依存していたことを考えると他のアイテムの好調が目立ち、Mac/iPadはコロナ禍におけるライフシフトの重要アイテムとなっていることが伺えます。iPadに関しては2014年のデビュー1年後のピークである115億ドルには届かないものの2019年以降着実に戻し始めています。秋発売のエントリーからミドルレンジの新製品とワークフロムホームの需要が牽引したものと思われます。Macに関してはApple Silicon搭載の新機種3つが11月に発売され、過去最高の売り上げになりました。そしてサービスに関してはシーズンに関係ない堅調な伸びを見せ、こちらも過去最高売り上げとなっています。

 27年来のAppleユーザーでありファンとしては感慨深いというか、私が使い始めた90年代には存続さえ危ういと言われた時期もありました。Macはパソコンというジャンルでは相変わらずWindowsと比較すると低いシェアではありますが、その魅力が伝わりつつあるのかなと思える今日この頃。iPadもApple Pencilの発売からは新たな用途が見出せてコンピュータの概念を変えつつあります。

「難しいこと抜きに誰でも簡単に新しい技術が使える」というApple Storeのスタッフさんの言葉のとおり生活に密着した存在になりつつあるのを実感します。

 業績が良いことは長きファンとしては歓迎すべきことで、今回出た利益が次の新製品開発につながれば次のワクワクをもたらしてくれるはずです。

 それにしても1-3月は新製品が殆どなくてヤキモキしましたが、生産の遅れなども報道されていたものの、この数字なら無理に発売することもなかったのかもしれません。

チャンネル管理人

1990年代前半からのMacファン。Macが大好きでアップル製品が大好き。アップル製品の魅力についてお伝えします。管理人:ダイスキさんと呼ばれています。

Appleが大好きなんだよの最近の記事