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iPadが高齢者にオススメな10の理由・子供世代に読んで欲しい

Appleが大好きなんだよチャンネル管理人

 こんにちは。Appleユーザー歴27年 !YouTubeチャンネル「Appleが大好きなんだよ」管理人のダイスキ(大好きさんと呼ばれているので)と申します。

 iPadはApple自身が近年はクリエーション、アートに推しポイントをあてがちですが、本来の存在意義は手軽なコンピューティングにあり、ユルく無理をせず生活に溶け込む使い方だと思っています。

 コロナ前の2019年の6月に80代後半の父にiPad Pro(私のお下がり)を使ってもらうようになりましたが、その事を通して、iPadが高齢者にとても向いてるというのを身に染みて実感したのでその理由をまとめたいと思います。

 高齢者の方以上に40代から50代の子供世代の方々に読んでほしいです。

<高齢者にオススメな10の理由>

(1)iPhoneより大きい

 2019年に遠方で一人暮らしをしている父にiPadを使って貰おうと思い立ち、実はiPhoneも同時に提案しました。しかしその時に父が選んだのはiPadの方でした。

 理由は「大きくて操作がしやすそう」だからだそうで、画面が大きい分、見やすく操作もしやすそうと感じたようです。高齢になると指の動きに自信がなくなるそうで、その辺りも理由としてあったようです。

6.1”のiPhoneに比べ10.5”のiPadはかなり大きい
6.1”のiPhoneに比べ10.5”のiPadはかなり大きい

(2)操作が直感的

 細かい操作を突き詰めていけばジェスチャやショートカットなど複雑な操作もできますが、基本はシンプルなタッチ操作。予想以上に馴染むのは早かったようです。困ったときはホームボタン(or下からスワイプ)と覚えて貰えば不安はなくなるようです。使い終わったあとはカバーを閉じるだけなのも良いようです。

直感的な基本操作
直感的な基本操作

(3)パソコンより単純

 基本的にシングルタスクのデバイスなのでその作業だけに集中できる。

※シングルタスクとは同時に1つのソフトウエアで作業をする事。反対にマルチタスクは同時に複数のソフトウエアで作業をする事。近年iPadでもマルチタスクが一部可能ではありますが、基本的にはシンプルなシングルタスクの中心の製品。

(4)メッセージもとっつきやすい

 高齢者は各サービスごとにアカウントを作る作業に複雑さを感じる方も多いようで、かつてLINEをAndroidスマホで父に薦めた際はメッセージのやりとりが定着しませんでした。

 理由は多機能すぎてわかりにくく、設定によっては迷惑メールなどもあった事だったようです。

 iPadなら家族がiPhone/iPadユーザーであれば、最初にApple IDの設定をしてあげればそのままiMessageを使うことができます。家族のやりとりならこれで十分です。

※もちろんLINEも使えます。それまでパソコンで使っていたE-Mailも設定すれば使えます。

メッセージも難しいこと抜きで始められる
メッセージも難しいこと抜きで始められる

(5)ビデオ通話FaceTimeも簡単

 子供や孫の顔が見られるビデオ通話FaceTimeはやはり楽しいようです。

 これもiPad自体のApple IDの設定が最初にしてあれば簡単に使う事ができます。

「連絡先」アプリに我々子供や孫の名前とApple IDを登録しておけば設定完了。

 私は父とFaceTimeのビデオ通話よるたあいもない会話をするようになり、特にコロナ禍では健康が心配だったり、訪問も控えたほうがいいのでFaceTimeは週2回3回くらいと増えました。電話時代と違う緩い感じがいいようで、お互い寝ころんで会話したりもしますが、ビデオ通話は顔色から健康状態が伝わって来るのがいいです。

 例えば桜の時期にこちらはiPhoneから花の映像を話をしながら送り、あちらからは高層マンションの景色を見せてくれたりやりとりの内容に変化を感じます。

 この点が一番良かったことで、コロナ前にiPadを渡して慣れてくれていて良かったと思えます。

※もちろんスマートフォンのLINEでもビデオ通話は可能ですが、なぜかFaceTimeの方が圧倒的に父には定着

息子や孫とのFaceTime
息子や孫とのFaceTime

(6)ガラケーや「らくらくスマホ」からの卒業へつながる

 昨年には近くに住む兄の協力もあり、直前に使っていた「らくらくスマホ」からiPhone XRにしました。

 ホーム画面に移動する操作が父のホームボタン有のiPadとは少し違うものの、全体の操作感がiPadと近いので違和感がなかったようです。設定アカウントがiPadと同じなので覚えるIDも一つ。FaceTimeやメッセージも同時に来るのでiPadか iPhoneに器用にどちらかで出るようになりました。

(7)調べ物が簡単

 俳句をやっている父は題材の「調べもの」を良くするそうですが、iPadは机に向かわなくてもどこでも使えるため、パソコンより気軽に調べ物ができると言います

Safariからの検索は日常だそうです
Safariからの検索は日常だそうです

(8)音楽や動画が日々の生活を豊かにしてくれる

 CDなどをかつては聴いていたものの、このところ離れていた音楽鑑賞をするようになり毎日が豊かに感じるそうです。

 YouTubeなら無料、Apple Musicはファミリープランの会員なら、こちらの契約で使ってもらうことも可能です。

(9)バックアップなども簡単

 我々子供の方から「iCloudファミリー共有」のメンバーに招待してあげると、iPadのデータのバックアップが自動になります。Wi-Fi環境で電源に繋いでいる時に自動にバックアップできるので本人が何も気にしないでバックアップが行われるので便利です。故障時などに慌てなくて済みます。(渡す前に設定しておくと楽です)

(10)元々入っているアプリでかなり使える

 使い初めに私の方でApple IDの作成とiPadへの設定を行いました。その時は対面で父に希望を聞きながら必要そうなアプリを入れましたが、複雑化しないように増やしすぎないことを心がけました。元々入っているアプリヲを中心に使ってもらって、やりたい事が出てきた時には都度聞きながら紹介するようにしています。

 先日、父の住まいから出てきた古い紙焼き写真を弟がデジタル化してGoogle Photoに整理して共有してくれました。共有アドレスさえiMessageなどで送れば閲覧は可能。家族それぞれが楽しめました。FaceTimeで話をしながらこの写真の話ができました。

※Googleアカウントを作ればコメントなども共有できますが、アカウントが増えてしまうのであえて見合わせました。

<最後に>

 父を見ているとiPadは高齢者に超オススメです。ものすごい高度なことをしてはいないですが、自然体で無理せずに、変に頑張らずに緩く生活に溶け込んでいる様子。

 ある程度、我々子供の方で設定をしてあげて使い始めると実用から入れるので簡単です。うちでは父のアカウントを兄と私で管理しているので、父がApple IDを忘れてしまっても大夫丈になようになっています。

 iPadユーザーの方で新機種を購入する方は、購入前に使っていたiPadを高齢のお父さんやお母さんなどに譲るという選択をしてはいかがでしょうか。新品ではないからこそ生活に溶け込むか試す事ができますし、溶け込まなかった時は回収することも可能です。

 父の要望でもある次の目標は、古いPCでやっている文書作りをiPadでやってもらう事。AirPrint対応のプリンターなど必要です。少し遠方なのでコロナが落ち着いたら設置に行きたいと思っています。

こういう時代でもありますが、会えなくても家族のコミュニケーションの機会が増えるiPadにとても助けられています。

私は高齢者の方本人だけでなく家族も幸せにしてくれるiPadには心から感謝をしています。

※YouTubeチャンネルの動画にてiPadのユルい使い方についての動画をアップしています。是非ご覧ください。

「頑張って使わない!iPadのユル系用途が好きすぎる・気軽に手軽に使えるからこそ iPadってオススメ」

チャンネル管理人

1990年代前半からのMacファン。Macが大好きでアップル製品が大好き。アップル製品の魅力についてお伝えします。管理人:ダイスキさんと呼ばれています。

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