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サイズ選びは慎重に!使用1週間・新型iPad Pro 12.9インチの良いところ/悪いところ

Appleが大好きなんだよ

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  こんにちは。Appleユーザー歴27年 !YouTubeチャンネル「Appleが大好きなんだよ」管理人のダイスキ(大好きさんと呼ばれているので)と申します。

 2021新型iPad Pro12.9"を使い始め1週間となります。今日は一定期間使って私が感じた良いとこ/悪いとこです。

 性能アップや新機能がどうだったかに加え、私にとって12.9インチは初めての購入でした。iPad Proは歴代の9.7インチ/10.5インチ/11インチ2台を使ってきましたが、11インチ以下を数年使ってきたユーザーとして感じたことも含めた「良いところ/悪いところ」となります。今後のiPad選びの参考になればと思います。

<良いところ>

(1)ディスプレイが美しい

 ミニLEDバックライト搭載のLiquid Retina XDRディスプレイ(12.9インチのみ採用)はとにかく美しい。ハイライトが明るく、黒は漆黒。このディスプレイで観るHDR映画やドラマが最高。最近は各動画配信会社がDolby Vision(ドルビーのHDR)のコンテンツ配信も多く、夜間や暗所撮影のシーンの美しさが際立つ。

※話題になっているハイライトの染み出しという現象は暗所で黒バックにホワイトの文字、輝度100%などではあるにはあるが、室内照明ありで、一般的なコンテンツでは気にならない。むしろ比較した2020年iPad Pro 11インチの黒の白っぽさの方が気になる。どっちを取るかと聞かれたら漆黒の2021年モデル12.9インチを選ぶ。

(2)M1チップの処理能力が速い

 もともとiPhone/iPad用に開発されたARM系のApple Siliconが年末にMac用にカスタムされ発売されたが、それがiPad Proに逆採用という異例の動きとなった。

 驚異の性能だったM1だけにiPadでもそのままパワフルさが生きている。iPadの用途がApple Pencilを中心とした描画のユーザーにとっては、レイヤーを数十枚重ねる作業などがスムーズとなっている。メモリも8GB/16GB(1TBストレージモデル以上)と増強されさらに余裕が生まれる。

・Adobe Lightroomの書き出しは時間は実測で55%に短縮

・Clip Studioのラスターレイヤーを増やした作業でのフリーメモリに余裕がある

(3)スピーカーの音が良い

 映画など再生中の音が迫力あってとても良い

(4)画面が大きい

 12.9インチのディスプレイサイズはA4の一回り小さいくらいのサイズ。動画は迫力あり、絵を描くのは描きやすい。小規模の打ち合わせやプレゼン、商談などでテーブルの向こうの相手に見せるのにとても良いサイズ。その場ですぐに色を変えるなどの即興提案にも効果的。 

12.9インチはA4の一回り小さいサイズ、11インチはB5の一回り小さいサイズ
12.9インチはA4の一回り小さいサイズ、11インチはB5の一回り小さいサイズ

小規模のプレゼンで相手に見せやすいサイズ。傾けるだけで回転して相手方向になる
小規模のプレゼンで相手に見せやすいサイズ。傾けるだけで回転して相手方向になる

MacBook Pro 13インチの外付ディスプレイに使う連係機能「Sidecar」ではサイズが揃って使いやすい。電子書籍の雑誌なども読みやすい。

(5)センターフレームは便利

 2021年iPad Pro 11インチ/12.9インチ共通の新機能にフロントカメラのセンターフレームがある。こちらは超広角レンズに変更になった画角を使って、電子的に人の顔をセンターに追尾する機能。父とのビデオ通話「FaceTime」で使ったが評判が良かった。Zoomなどのビデオ会議アプリも対応が進んできている。

<悪いところ(ややイマイチ)>

新機能や変更点だけでなく初めての12.9インチに関する感じ方のが大きいかもしれない。

(1)デカい重い

 12.9インチは2015年から存在するサイズでiPad Proにおいては初代はこのサイズだけだった。Apple Pencilを前提とした描画に適しているためクリエーター/アーティスト需要に軸を置いたサイズと言えよう。半年遅れで2016年に9.7”が発売されたが、こちらは逆に機動力をアップさせたモデルとなり、手書きメモや手書きノートの需要を捉えたサイズとなっている。現在は11”として後継機種が販売されている。画面サイズはトレードオフとしてボディサイズ増につながるのは当然で、私自身は今まで機動力と手軽さを重視してきたため12.9インチはお店でデモ機を触った程度だった。

 今回、ミニLEDバックライト搭載のLiquid Retina XDRディスプレイは12.9”のみの機能なため、12.9”を購入した。上記の良い点の中心要素となるが、やはりカジュアル感には欠け、手持ち使用はしにくい。自分がiPadに求めている手軽さには欠ける使い心地となった。iPadはMacBookより手軽なところが好きで使ってきたが、かつてMacBookでやってきた日常生活の事をリラックスしながら可能なのが魅力なのだが、そういう観点では12.9インチはMacBook寄りの使い心地。ソファに座ったりベッドで横になったりしての手持ち使用は重くて大きく感じた。机やテーブルなどにカバーのスタンド機能を使って設置が多い使用方法となる。カバーから外して使ってもみたが面積が大きいことから、テコの原理もあり重量差以上に重さを感じた。

・11インチはマルチなサイズだと改めて実感

 今まで使ってきた9.7/10.5/11インチは、iPad miniの手軽さとMacBookの画面領域の中間でいいとこ取りサイズ。外出時に持ち歩く気持ちにもなるサイズ、かつ動画やブラウザーの画面も見やすい。また手書きメモ/ノートになどにもちょうど良いサイズだったと改めて実感。私の好みと用途には11インチのが適していそうだ。

12.9インチは机やテーブルに置いての作業が主体
12.9インチは机やテーブルに置いての作業が主体

iPadならではの機能Apple Pencilによる手書き/手描きもしたく、Macでしかできない作業もしたい外出時にiPad Pro 12.9インチとMacBook Proをバッグに入れる気にはならない。両方持ち出すなら11インチかiPad miniとなりそうだ。

(2)”Pro”とするなら背面カメラをiPhone並みにして欲しかった

 iPadにカメラ機能を深く求めないという考えのユーザーも多いが、私は逆の考えで、転送作業不要の1台完結は使いやすい。背面カメラは超広角/広角+LiDARセンサーの構成だが、超広角/広角のiPhone 12にはあるポートレートモード(被写界深度の調整のできる写真)が撮影できない。フロントのみの機能となっている。

超広角/広角の2レンズのiPhone 12 miniはポートレートモードが背面カメラで可能
超広角/広角の2レンズのiPhone 12 miniはポートレートモードが背面カメラで可能

(3)フロントカメラをiMac並みにしてほしい

 同時に発売されたiMac 24インチはフロントカメラの画質が素晴らしい。iPad Proのようなセンターフレーム機能はないが、1080pの画質でコンピュータの機械学習によって高画質のビデオ通話が可能。ビデオ会議時代の需要を捉えたものになっている。このような技術を同時に出せるのであればiPadにも搭載して欲しかった。iPad Proフロントカメラの広角相当では超広角レンズの映像からのトリミングが行われるようで、画素数が最大値の12MPでていないと思われるざらつきが目立つ。

(4)ハードのは進化点が多いがメリットが現段階で限定的

 Macと同じM1チップのSoC(統合型のプロセッサシステム)を使っているので、処理能力は高性能。しかしデスクトップ版にしかない専門アプリケーションもまだ多く、iPadでは使えないケースや、iPad版が存在しても少し簡略化された仕様のものも多く、能力を最大限に使えるアプリケーションがまだ少ない。マルチタスクにしてもiPadOSの特性上、Macと比べると不得意と言える。外部ディスプレイも一部のアプリケーションを除き、基本的にミラーリングが中心。今回USB-CからThunderboltポートになった進化を十分に生かしきれない。

Macのようなマルチタスクや大型2画面は見込めない
Macのようなマルチタスクや大型2画面は見込めない

 またMacでやれば大画面や複数画面で快適に出来ることをわざわざiPadでやる必要がないという現実もあり、主に使っている動画編集アプリFINAL CUT ProはiPad版がないのも手伝い、私はiPadで動画編集を行うつもりはない。ただしドロー系の描画はAdobe IllustratorにiPad版が出たのでプレゼン中心に使っている。

まとめ

 イラストや漫画などの描画のユーザーは余裕のある作業が必要なので、高性能なM1チップ自体をオーバースペックとは思わないですが、自分にとって12.9インチは性能以前にサイズが大きかったです。

 重量とボディサイズが、ソファで手持ちベッドで寝そべりながら使用などのカジュアル性には欠けるものとなっています。ミニLEDバックライト搭載のLiquid Retina XDRディスプレイは12.9インチだけの設定ですが、12.9インチを長く指名買いしてきたiPadユーザー以外は購入に慎重になった方がいいです。大きさ重さで全く別物の使い心地になるので使い方が良くも悪くも変わります。

 用途が12.9インチの大きさにリンクした「コレ」というものが明確にある人以外は、11インチを買った方が無難で用途に幅が見込める良いとこ取りサイズとなります。

 ということでミニLEDバックライト搭載のLiquid Retina XDRディスプレイが美しいからと言って飛びつくのではなく、用途や自身が大事にしたい要素に合った「サイズ」を優先して選んだ方が良さそうなのが今回の新型iPad Proだと感じました。ただし一台に絞るのではなく、複数台所有する方がWi-Fiモデルで低容量のストレージのモデルをメディアビューワーとして割り切って購入するのはアリかと思います。

 また、6月8日の基調講演を皮切りにWWDC(世界開発者会議)をAppleが開催予定です。iPadOS次期15がおそらく発表され、方向性が見えると思われます。それを見てからご自身の望む進化がソフトウエアでありそうか、見極めてから、購入を検討してもいいかもしれません。

YouTubeチャンネル「Appleが大好きなんだよ」では1週間使用してのレビューまとめ動画を上げています。動画ならではの内容もあるのでこの記事と合わせてぜひご覧下さい。

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