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【葛飾区】花に彩られた柴又帝釈天の庭園!春の「邃渓園」でゆったりと美しい景色を満喫

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

都内でも有数の観光名所の柴又帝釈天。参拝客でにぎやかな帝釈堂の奥には、端正な庭園の「邃渓園(すいけいえん)」が広がっています。
現在は園内のあちこちで花々が咲き誇り、うっとりするような華やかさです!

柴又帝釈天の帝釈堂と瑞龍の松
柴又帝釈天の帝釈堂と瑞龍の松

柴又帝釈天の正式名所は経栄山題経寺。お詣りの人々でにぎわう帝釈堂の手前には、寅さんも産湯をつかったという御神水があります。
その横では現在、朱赤のツツジが満開になっており、由緒ある御神水の手水舎に彩りを添えています。

御神水の横に咲くツツジ
御神水の横に咲くツツジ

帝釈堂と本堂の間の回廊をくぐり、奥へ進むと庭園の入口があります。入母屋造の重厚な建物「大客殿」の前に広がる庭が、邃渓園です。

入場料は大人400円・子ども(小中学生)200円。その価値が十分にある、風情のある池泉式庭園です。

大客殿の玄関に立つ「庭園入口」の看板
大客殿の玄関に立つ「庭園入口」の看板

「邃渓園」の扁額の向こうに、庭を見渡す広縁が伸びる
「邃渓園」の扁額の向こうに、庭を見渡す広縁が伸びる

靴を脱いで大客殿に入ると、緋毛氈が敷かれた広縁が伸びています。
目の前には池を配した庭園が広がっており、落ち着いたたたずまい。優雅な気分で、緑と水が調和する庭を眺めることができます。

広縁から見渡す邃渓園
広縁から見渡す邃渓園

現在は数々の春の花が庭園に彩りを添えています。
広縁に沿って並ぶ、丸く刈り込まれたツツジは、庭に灯る明かりのようです。

高欄の向こうに見えるツツジが鮮やか
高欄の向こうに見えるツツジが鮮やか

広縁に沿って並ぶ明るい色のツツジ
広縁に沿って並ぶ明るい色のツツジ

白いハナミズキや、華やかなシャクナゲも満開です。池のほとりでは藤が水面に雅な姿を映しています。
庭園のあちこちで、はっとするほど美しい花々に出会えます。

庭園を華やかに彩るシャクナゲ
庭園を華やかに彩るシャクナゲ

池の向こうに大客殿を望む景色。左にはハナミズキ、池のほとりには藤が…
池の向こうに大客殿を望む景色。左にはハナミズキ、池のほとりには藤が…

水面に影を落とす藤
水面に影を落とす藤

庭園には屋根の付いた回廊がぐるりと張りめぐらされており、様々な角度から、緑と水に映える花を鑑賞することができます。
庭に降りることはできませんが、雨天の日でも濡れずに庭の美しさを堪能できるのが、邃渓園の魅力のひとつです。

池の上をめぐる回廊。新緑も綺麗です。
池の上をめぐる回廊。新緑も綺麗です。

邃渓園のチケットは「帝釈堂彫刻ギャラリー」の鑑賞もセットになっています。
帝釈堂内殿の壁を覆い尽くす、「法華経」の説話を刻んだ装飾彫刻に圧倒されます。こちらもお見逃しなく!

帝釈堂彫刻ギャラリー
帝釈堂彫刻ギャラリー

鮮やかな花々で彩られ、美しさを増している春の邃渓園。見どころがたっぷりです。
柴又帝釈天へお詣りの際には、ぜひ足を運んでくださいね。

名称: 邃渓園
住所: 東京都葛飾区柴又7-10-3
電話: 03-3657-2886 題経寺
開園時間: 9:00~17:00(16:30に受付終了)
定休日: 無休 (12月28日~1月3日は庭園のみ閉園)
料金: 帝釈堂彫刻ギャラリーと共通で、大人400円、子ども(小中学生)200円
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約3分
公式HP http://www.taishakuten.or.jp/

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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