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【葛飾区】赤いヒガンバナが石仏を彩る静かなたたずまい…奥戸の「宝蔵院」でヒガンバナの開花が始まる

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

奥戸にある真言宗豊山派の寺院「宝蔵院」は、ヒガンバナの隠れた名所として知られています。
お彼岸も間近の今、境内のあちこちで赤や白、黄色のヒガンバナが咲き始めており、風情のある眺めが広がっています。
(写真はすべて2022年9月17日撮影)

宝蔵院の山門
宝蔵院の山門

奥戸新橋のほど近く、新中川沿いに、閑静なたたずまいの宝蔵院があります。
山門の右にある鐘楼を見上げると、真っ赤なヒガンバナが石造りの台の周りを灯火のように彩っています。

鐘楼を彩るヒガンバナ
鐘楼を彩るヒガンバナ

境内に足を踏み入れると、参道の左右にヒガンバナが並んでいます。
このあたりはまだつぼみの株が多いですが、咲き始めたヒガンバナが、参拝客をひっそり道案内しているような空気が漂います。

参道の右側を彩るヒガンバナ
参道の右側を彩るヒガンバナ

参道周辺のヒガンバナの開花はこれから。マナーを守って参拝しましょう
参道周辺のヒガンバナの開花はこれから。マナーを守って参拝しましょう

本堂の前に立つ頭巾と前掛けをつけたお地蔵様と、たくさんの石仏の周囲は、赤いヒガンバナの花が見事に咲いていました。
参拝客が次々に訪れては、石仏とヒガンバナが織り成す神秘的な光景を、スマホやカメラで撮影していましたよ。

お地蔵様とヒガンバナ
お地蔵様とヒガンバナ

石仏群の前にヒガンバナの花壇が広がる
石仏群の前にヒガンバナの花壇が広がる

こちらの一群の石仏は、長い年月の間に無縁仏となった仏様をお祀りしたもの。ヒガンバナが石仏に祈りを捧げているような眺めに、心を打たれます。

石仏を彩るヒガンバナ
石仏を彩るヒガンバナ

本堂の前の眺め。サルスベリの花も見事
本堂の前の眺め。サルスベリの花も見事

境内では至るところでヒガンバナが咲いており、赤だけでなく黄色や白の花も鮮烈な美しさです。
名前のとおり、お彼岸に入るとますます多くの花が咲き揃い、美しさを増していくことでしょう。

石灯籠の前に咲く黄色いヒガンバナ
石灯籠の前に咲く黄色いヒガンバナ

境内を徐々に染めていく宝蔵院のヒガンバナ。台風の影響が気になるところですが、天気が荒れている間は決して無理をせず、空が落ち着いてから足を運んでみてくださいね。

名称: 宝蔵院
所在地: 東京都葛飾区奥戸8-5-19
アクセス: JR新小岩駅から京成タウンバス 新小岩東北広場(12番乗り場)より市川駅行き(新小52)で「奥戸新橋」下車、徒歩約2分/京成線 四ツ木駅から京成タウンバス 市川駅行き(新小52)で「奥戸新橋」下車、徒歩2分
宝蔵院への行き方(葛飾区公式HP):https://www.city.katsushika.lg.jp/faq/1007672/1012501.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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