豊かな水景色と森が広がる水元公園では、徐々に紅葉が進んできています。
そんな中で現在、園内では桜の一部が季節外れの花を咲かせており、秋空のもとで薄紅色の可憐な姿を見ることができます！
（写真はすべて2022年10月21日撮影）

桜が咲いているのは公園中央部、駐車場の東に広がる小合溜沿いの岸辺の周辺です。
秋の空と小合溜の水を背景に、数本の桜の木が、一重咲きの可憐な花を見せています。

小合溜沿いの岸辺の一角には、遅咲きの「銀葉ひまわり」が密集して咲く花壇があります。
すぐそばに時期外れの桜が咲いているため、10月の空の下で、桜とひまわりが競演する珍しい光景が見られますよ！

桜の花芽は夏に作られ、葉が残っているうちは、花の成長を抑える植物ホルモンが葉から送り込まれています。
葉が落ちた後はホルモンの供給が止まりますが、何らかの影響で落葉が早まり、その後で気温が上がると、秋でも花が咲くことがあるそうです。

園内で開花している桜の木は、確かに大部分の葉が既に散っていました。夏場の極度の高温や乾燥などで、落葉が早まることがあるそうです。

偶然が重なって、ヒマワリや紅葉とともに見られる水元公園の桜。秋に咲く可憐な桜を見に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【関連記事】
【葛飾区】ひまわりの一群が水景色に映える！水元公園の岸辺に咲く銀葉ひまわりは10月過ぎまで楽しめます（2022/9/9）