京成立石駅の近くにある「ランプリール（REMPRIL）」は、開店からもうすぐ10か月の、隠れ家のようなビストロです。カウンター席で絶品のビストロ料理と共に、ワインやシードルを気軽に味わえます。

こちらで夏の美味しさ溢れるお料理とともに、ワインやシードルを味わってきました！

京成立石駅の北口から歩いて3分ほど、飲食店が並ぶ「区役所通り商店会」の通りの右側に、ランプリールがあります。
夕刻には、白いモルタル壁のファサードに書かれた「REMPRIL」の文字を、ライトがさりげなく照らし出します。気軽に入れますよ。

2022年9月の終わりにオープンしたお店は、カウンター席のみで展開しています。
白い壁に映える一枚板のカウンターテーブルを、ダウンライトが照らす空間は落ち着いた雰囲気。おすすめの料理やワインを、シェフが直接教えてくれるのが魅力です。

シェフが飲んだワインやシャンパンのラベルを、額装して壁に貼ったコレクションもハイセンス。ひとつひとつに見入ってしまいます。

まずは「本日のグラスシードル」として黒板に書かれていた「ジュリアン・チュレル シードル・キュヴェ・シャンペートル」（税込950円／グラス1杯）で乾杯しました。

リンゴの香りがふわりと広がる口当たりの良いシードルは、さわやかな風味が夏にピッタリ。豊かな果実味が疲れを吹き飛ばしてくれます。

シードルと一緒に、アミューズとして「青紫蘇と梅干しのガスパチョとトマトゼリー」と「グジェール」が出てきました（テーブルチャージ・アミューズ代 税込550円）。これも夏ならではの美味しさ！

香り高い青紫蘇に、梅干しの酸味が効いたガスパチョの下には、酸味と甘みが広がるトマトゼリーが入っています。暑い日にふさわしいさっぱりとした味わいです。
甘くないミニシューの「グジェール」は、ハーブの効いたクリームチーズがさわやか。シードルによく合います。

二杯目の飲み物は「本日のグラスワイン」の中から、「ダヴィド・デュバン ブルゴーニュ・ロゼ 」（税込1,100円／グラス1杯）を注文しました。

明るいサンゴ色が美しいロゼワインは、ベリーの香りが漂う、さわやかでフルーティーなお味。繊細な酸味と清涼感がたまりません。

「ご注文のロゼに合いますよ」とシェフが勧めてくれた、「42度で火入れしたノルウェーサーモンのマリネ オレンジ風味の冷製ソース」（税込2,350円）も、一緒にいただきました。

とろける舌触りのサーモンに、オレンジの風味が広がる冷製クリームがぴったり。橙色がかったピンク色が美しい冷製サーモンは、ロゼワインにお味も見た目もばっちりハマります。

お料理はポーション大きめで、どれも食べ応えが抜群。同行の家族とシェアしましたよ。

サーモンの次に食べたのは「しらすとみつばのキッシュ風オムレツ」（税込950円）。
ふわふわに焼き上げられた卵の中に、しらすの旨みと三つ葉のさわやかな香りが広がります。卵料理を味わう幸せを感じる一品です。

「本日のグラスワイン」のリストにあった、スパークリング・ワインの「ラ・テート・ノワール キュヴェ・クレモント・ブラン・ド・ブラン」（税込850円／グラス1杯）は、すっきりした飲み心地が、キッシュ風オムレツのシンプルな美味しさにぴったりでした。

メインディッシュは「仔羊のナヴァラン」（税込3,300円）を注文しました。フランスの家庭料理の定番です。
トマトソースでトロトロに煮込まれた仔羊の肉と、カブ等の野菜のなめらかな口当たりがたまりません。ラム肉の旨みが野菜に染み渡り、噛めば噛むほど味が深まります。

付け合わせのアスパラガスや芽キャベツの緑色も美しく、野菜の甘みに溢れています。美味しさも見た目も素晴らしい一皿です。

食後のデザートも欠かせません。
「なめらかチョコレートテリーヌとアーモンドチュイール」（税込850円）は、甘さを抑えたなめらかなチョコレートテリーヌが贅沢な味わい。パリパリとしたスライスアーモンドの食感が、デザートを味わう幸せを倍増させます。

キャラメルの風味がほんのり漂う「ホットコーヒー」（税込400円）は、チョコレートテリーヌの上品な甘さに良く合っていました。

筆者がランプリールを訪れたのは休前日。8席あるカウンターの椅子はすべて満席でした。
オープンしてからもうじき10ヶ月。すでに地域に根付いてお客様に深く愛されているお店です。

休日や休前日に訪れる際には、事前の予約をオススメします！

隠れ家のような空間で素敵なお料理やワインを味わえる「ランプリール」にぜひ足を運んでみてくださいね。豊かな美味しさを満喫できます。