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【葛飾区】水に浮かぶ白いスイレンの花が涼しげ…水元公園の小合溜に咲くスイレンは真上からも見やすい!

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

立秋を過ぎてもまだまだ暑さが続く今日この頃。水辺を散策して涼を感じたい…という方も多いことでしょう。
悠々と水を湛える水元公園の小合溜では、あちこちでスイレンの花が咲いています。水の上に顔を出す白い花はたいへん涼しげ。真上から花を見られる場所もありますよ!

スイレンの葉の一群が浮かぶ小合溜と水元大橋
スイレンの葉の一群が浮かぶ小合溜と水元大橋

メインゲートから「噴水広場」への階段を降り、水元大橋が架かる小合溜の水面を見ると、スイレンの葉が群生している様子が見えてきます。
切れ込みのある丸い葉の間には、白いスイレンの花があちこち顔をのぞかせています。サイズは小ぶりですが、尖った花びらを開く形の良い花がとても優雅です。

丸い葉の間で顔をのぞかせる小合溜のスイレンの花
丸い葉の間で顔をのぞかせる小合溜のスイレンの花

とりわけスイレンの花が見やすい場所は、小合溜の南の角から、岸部に建つあずまやにかけてのエリア。護岸から池の奥に向かって、丸い葉の一群が豊かに茂っています。
屋根が日差しを遮る大きなあずまやは、水面を渡る涼しい風を受けながらスイレンを観察できる特等席。水分補給をしながら休むのにも最適な場所です。

小合溜の南の角に広がるスイレン
小合溜の南の角に広がるスイレン

小合溜の岸辺のあずまや
小合溜の岸辺のあずまや

コンクリートの護岸のすぐそばでも、花開いているスイレンがいくつも見られます。鮮やかな黄色のおしべやめしべを真上から見ることができるのが嬉しいポイント。距離が近いため、スマホでも簡単に撮影できますよ。

護岸のすぐ近くで咲く花
護岸のすぐ近くで咲く花

真上から見るとスマホでおしべやめしべまで撮影できる
真上から見るとスマホでおしべやめしべまで撮影できる

スイレンには温帯性のものと熱帯性のものがあります。小合溜で咲いているのは、温帯性スイレンです。こちらは午前中に花びらを開き、午後には花が閉じてしまいます。

とがった白い花びらの中の黄色いおしべやめしべをしっかり見るには、午前中の早めの時間に足を運ぶことをおすすめします。

昼が近付くにつれてだんだん閉じていくスイレンの花
昼が近付くにつれてだんだん閉じていくスイレンの花

スイレンの向こうに見える水元大橋
スイレンの向こうに見える水元大橋

水の上で涼しげに咲くスイレンの花を見に、水元公園の小合溜へ足を運んでみてくださいね。護岸のそばに咲く花を見る際には、足元にくれぐれもお気をつけください。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「はなしょうぶ園」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行)
公式HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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