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【葛飾区】ピンクに染まる並木が晩夏の桜のよう…サルスベリが水元公園のあちこちを見事に彩る

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

東京23区で最大規模の面積を誇る水元公園では、現在あちこちでサルスベリの花が見頃を迎えています。
とりわけ園内の「青年の家跡地」のサルスベリは、ピンク色に染まる並木が、まるで晩夏の桜のように艶やかです!

「青年の家跡地」への入口
「青年の家跡地」への入口

水元公園のメインゲートから、春には桜の名所として名高い「水元さくら堤」の遊歩道を北へ歩くと、青年の家跡地の入口が右手に現れます。
ここはもともと「水元青年の家」があった場所。2004年に閉鎖された後は、屋根付きの休憩スペースやベンチがある広場になっています。

ベンチのあるのんびりした広場
ベンチのあるのんびりした広場

広場の西側にのびる遊歩道沿いには、サルスベリの木々が何本も並んで立っています。現在は鮮やかな紅紫色や、白に近い薄紅色の花々が咲き誇り、ピンク色の雲がたなびいているよう。はっとするほど華やかな光景に目を奪われます。

紅紫色や淡いピンクのサルスベリの花が見頃
紅紫色や淡いピンクのサルスベリの花が見頃

ピンク色の雲のようなサルスベリの木々
ピンク色の雲のようなサルスベリの木々

「百日紅」という漢字の名称が示すとおり、サルスベリは7月から9月下旬頃まで長く花が続きます。青年の家跡地は、園内の中心から少しはずれたところにあるため、美しいサルスベリの花をゆっくり眺められる穴場です。
実はギンヤンマをはじめとする、トンボが盛んに飛んでいる場所でもあるんですよ。

サルスベリの向こうの草地にはトンボが飛び交う
サルスベリの向こうの草地にはトンボが飛び交う

青年の家跡地から小合溜の方へ向かうと、園内のお食事処「涼亭」の左隣でも、三本のサルスベリが美しい花を見せています。紅紫色から白まで微妙にトーンの違う花々は、小合溜の青い水によく映えています。

涼亭の横に立つサルスベリの木々
涼亭の横に立つサルスベリの木々

ピンク色の花が小合溜の水に映える
ピンク色の花が小合溜の水に映える

水元大橋を南へ渡ると、「はなしょうぶ園」でも何本かのサルスベリが鮮やかな花を咲かせています。
八つ橋がかかる菖蒲田の東側、あずまやのそばに立つサルスベリは、形よく張り出した枝が水辺や草原に映えて、際立った美しさです。

はなしょうぶ園に立つサルスベリ
はなしょうぶ園に立つサルスベリ

園内のあちこちを美しいピンク色に染めるサルスベリを見に、水元公園に足を運んでみてくださいね。まだまだ陽射しの強い日が続きますので、日焼け止めや熱中症対策のグッズをお忘れなく。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「ポプラ並木」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行/運行期間3月1日~11月30日)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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