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【葛飾区】秋が来はじめています!鎌倉公園 南側エリアの「野草園」をブドウやハギ、オミナエシなどが彩る

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

まだまだ暑い日が続く今日この頃、「秋はいつ来るの?」と思っている方も多いことでしょう。
「鎌倉公園 南側エリア」にある「野草園」では、たわわに実るヤマブドウが色付き始めており、小川のまわりをヤマハギやオミナエシなどの秋の花が彩っています。秋がすぐそこまで来ていることを実感できますよ!
(写真はすべて2023年8月31日撮影)

白い大すべり台が見える鎌倉公園の入口
白い大すべり台が見える鎌倉公園の入口

大きなすべり台やいかだ渡りなど、楽しい遊具がある鎌倉公園 南側エリアは、地域の人々の憩いの場です。現在は、広いじゃぶじゃぶ池が子どもたちの人気を集めています。
正門を入って右手に進むと、人工の小川のまわりに季節の山野草が茂る、「野草園」が広がっています。

野草園の入口にあるブドウ棚
野草園の入口にあるブドウ棚

野草園の入口には、涼しげな木陰を作るブドウ棚があります。太いツルが絡みつく棚を見上げると、上部にはヤマブドウの実がいっぱい!
野生種のブドウの、ころりと丸い実が房状に垂れ下がっています。

ヤマブドウの実が垂れ下がるブドウ棚の上部
ヤマブドウの実が垂れ下がるブドウ棚の上部

日差しを受けて輝くヤマブドウの丸い実
日差しを受けて輝くヤマブドウの丸い実

淡い黄緑色のヤマブドウの実を良く見ると、ところどころに紫に色付いているものが見つかります。緑から紫、黒紫色へと繊細に変化しているブドウの実を見ると、暑さの中にも秋が確実に近付いていることを実感します。
 
ちなみに野草園の植物や生物は、採取することを禁止されています。ブドウに手を伸ばしたりせず、見るだけに留めましょう。

丸い実のところどころが紫色に変わりつつある
丸い実のところどころが紫色に変わりつつある

ブドウ棚や小川のかたわらでは、ヤマハギが咲いています。秋の七草の「萩」は、こちらの野生種のハギのことなんですよ。
明るい紅紫色の花がはっと目を引き、しだれる枝が風に揺れる様子も風情があります。

ブドウ棚の下に咲くヤマハギの花
ブドウ棚の下に咲くヤマハギの花

小川の周囲を歩くと、こちらも秋の七草のひとつであるオミナエシや、秋に山野でしばしば見られるキンミズヒキの花が咲いています。鮮やかな黄色い花に、秋の気配を感じます。

人工の小川がのびる野草園の敷地
人工の小川がのびる野草園の敷地

オミナエシ
オミナエシ

小川の中で育つガマの穂先には、シオカラトンボが止まっていました。小川の周囲をトンボたちが盛んに飛び交う様子にもなごみます。

ガマの穂先にとまるシオカラトンボ
ガマの穂先にとまるシオカラトンボ

園内にある野草管理所では、来園時に見られる野草や生物について説明する展示が充実しています。こちらを先にチェックすると、園内のどこに秋の花が咲いているのかよくわかりますよ。必見です。

季節の野草や生物について説明する野草管理所のホワイトボード
季節の野草や生物について説明する野草管理所のホワイトボード

ホワイトボードのおかげでキンミズヒキの花を見られました
ホワイトボードのおかげでキンミズヒキの花を見られました

秋の植物が豊かな彩りを見せる鎌倉公園 南側エリアの「野草園」へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。なお、9月4日(月)19日(火)は休園日となっているのでご注意ください。

施設名: 鎌倉公園 南側エリア 野草園
所在地: 葛飾区鎌倉3-22-1
開園時間:
4/1~9/30 9:00~18:00
10/1~3/31 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12/29~1/3)※月2回程度の不定休日あり
入園料: 無料
アクセス: 北総線「新柴又」駅から徒歩約5分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006903.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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