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【葛飾区】真っ赤な絨毯のようなヒガンバナの丘!水元公園の「花菖蒲園」を赤や白のヒガンバナが見事に彩る

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園の中央部にある「花菖蒲園」は、秋にはヒガンバナの名所になることで知られています。
現在、園内の「ヒガンバナの丘」は、下部から赤いヒガンバナが見頃になっており、レッドカーペットを広げたような華やかな眺めになっています!
(写真はすべて2023年9月24日撮影)

真っ赤な絨毯のようなヒガンバナの丘
真っ赤な絨毯のようなヒガンバナの丘

ヒガンバナが咲く花菖蒲園は、小合溜にかかる水元大橋を南側へ渡ったエリア。まず橋を渡るとすぐ見えてくる菖蒲田のふちに、白いヒガンバナがずらりと並んで咲いています。
小合溜の青い水に映える真っ白なヒガンバナは、まるでウェディングベールが風になびいているような美しさです。

花菖蒲園の入口に立つ案内柱と白いヒガンバナ
花菖蒲園の入口に立つ案内柱と白いヒガンバナ

小合溜の水に白い花が映える
小合溜の水に白い花が映える

白いヒガンバナが咲く菖蒲田には、赤いヒガンバナもところどころに咲いており、はっと目を引く対比になっています。背後に立つ雄大なメタセコイアやラクウショウの木々とともに、繊細な花々を眺められるのも魅力です。

メタセコイアなどの高木を背景にしたヒガンバナ
メタセコイアなどの高木を背景にしたヒガンバナ

白と赤のヒガンバナが対照的な美しさ
白と赤のヒガンバナが対照的な美しさ

野外ステージが立つ「花菖蒲広場」の奥へ足を運ぶと、ヒガンバナの丘のなだらかな斜面が見えてきます。遠目からでもはっきりわかる、赤く染まった斜面の方へ歩いていくと、丘の下部は無数のヒガンバナが満開!
まるで深紅の絨毯を広げたような眺めに、目を奪われます。

ヒガンバナの丘
ヒガンバナの丘

ヒガンバナで真っ赤に染まる丘の下部
ヒガンバナで真っ赤に染まる丘の下部

今年は猛暑のためヒガンバナの咲き始めが例年より遅くなりましたが、大きな木々が影を作る丘の下部では、既に赤い花が見事に咲き揃っています。
日当たりの良い丘の中腹から上部にかけては、まだ花がまばら。茎の先には多くの細長いつぼみが見えており、これから数日かけてどんどん見頃になっていくと思われます。

開花が進む丘の中腹のヒガンバナ
開花が進む丘の中腹のヒガンバナ

丘の下から中腹と上部を眺めた様子
丘の下から中腹と上部を眺めた様子

小道を挟んで丘の対岸に広がる、木陰の斜面にも赤いヒガンバナが群生しています。枯葉の絨毯の上で、ひっそりと咲くヒガンバナも絵になります。
ヒガンバナの蜜を求めて、蝶も盛んに飛んでいました。

丘の対岸に広がる斜面のヒガンバナ
丘の対岸に広がる斜面のヒガンバナ

斜面のヒガンバナにとまるクロアゲハ
斜面のヒガンバナにとまるクロアゲハ

秋のお彼岸を迎え、ヒガンバナの丘の赤い絨毯のような眺めは、ますます見事になっていきます。水元公園へ足を運んで、鮮やかな秋の光景を目に焼き付けてくださいね。

名称: 都立水元公園「花菖蒲園」周辺
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「はなしょうぶ園」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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