空が澄み渡り、外出が気持ちの良い時期になりました。都内有数の紅葉の名所、水元公園では「モミジバフウ」が色付き始めており、ひと足先に紅葉気分を味わえます！
（写真はすべて2023年10月16日撮影）

晩秋には名物の「メタセコイアの森」が色付くことで有名な水元公園ですが、こちらの紅葉はまだ進んでいません。しかし高さ20メートルにもなる高木の一群が、いち早く色付いている穴場スポットがあります。それは…

水元公園の第一駐車場です！公園中心部のポプラ並木のすぐそばにあり、広大な駐車スペースに沿ってモミジバフウの並木が三列にずらりと並んでいます。
背の高い木々が赤やオレンジに色付き、だんだんグラデーションが進んでいる様子が鮮烈です。

モミジバフウはカエデのような手のひら状の葉を持ちますが、実はカエデとは異なり、マンサクの仲間です。ふつうのモミジよりも色付きが早く、10月から紅葉が進む様子を存分に楽しめます。
葉の大きさが紅葉よりも大きいため、散った葉も目立ちます。地面や植え込みの上に落ちている葉さえ、華やかな印象です。

遠目からも目立つ鮮やかなモミジバフウが立つ駐車場は、水元公園の中でも密かに人気の紅葉スポット。スマホやカメラで撮影する人々をよく見かけます。
紅葉をご覧になる際には、車の邪魔にならないよう充分にご注意くださいね。

駐車場の東のポプラ並木沿いには、草地に背もたれの無いベンチが設置されています。こちらから駐車場の方を向いて座ると、じっくりモミジバフウの紅葉を眺められますよ。おすすめです。

今年は猛暑が長く続いたため、全体的に紅葉が遅れがちです。
駐車場から近い小合溜の水辺では、通常は初秋に見頃となる「銀葉ヒマワリ」の一群が、まだまだ見事な花を咲かせています。ゆっくり進む季節にも、それはそれで楽しみがありますね。

秋晴れの日には、ひと足早く染まり始めた紅葉を見に、水元公園を訪れるのはいかがでしょうか。徐々に深まりゆく秋を実感します！

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