初冬を迎えた水元公園は、名物のメタセコイアの紅葉を見る来園客でにぎわっています。そんな中、園内の「グリーンプラザ」では高さ5mにもなる「皇帝ダリア」が咲いていることをご存じでしょうか？見上げるような高さの花が迫力です！

グリーンプラザがあるのは園内の「中央広場」の北。敷地に足を踏み入れるなり、空に向かって花開く皇帝ダリアの一群に「これは花？それとも木なの？！」と目が釘付けになります。
周囲の建物やグリーンプラザの外に立つイチョウの木々と比べてみても、その大きさは一目瞭然。頭上のはるか上で咲く花は、薄紫色の尖った花びらが繊細で可憐な印象です。

メキシコ～中米が原産地である皇帝ダリアは「木立ダリア」とも呼ばれます。どちらの名称も圧倒的な高さを誇るこの花にぴったり。開花期は11月下旬～12月上旬で、初冬の澄んだ青空にひときわ映える花です。
草丈が飛びぬけて高いため、周囲に立つ木々にもよく映えます。特に鮮やかな黄色に染まったイチョウの木との対比は必見です。

水元公園の自然や歴史について展示するグリーンプラザの館内に入ると、二階の屋上テラスへ続く階段があります。来園客は自由に出入りすることができますよ。テラスから背の高い皇帝ダリアを見下ろし、広場の向こうにそびえるメタセコイアの紅葉との競演を楽しむのも一興です。

グリーンプラザの庭には、皇帝ダリア以外にも様々な花が咲いています。皇帝ダリアのすぐそばで咲く、白菊の一群も見事です。

ボランティアの方々が公園と協働して手入れしている「寄り道花壇」では、可憐な花々とともにクリスマスのオブジェが飾られています。見ているだけでほっこりする空間です。

メタセコイアの紅葉を見に水元公園へお越しの際には、グリーンプラザへ足を運んで、空に向かって咲く皇帝ダリアに目を留めてみてくださいね。寒風に負けずに高い位置で花を咲かせる様子に元気をもらえます！

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