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【葛飾区】富士山とスカイツリーが同時に見られる最高の季節!朝も夕方も美しい冬の青砥橋からの眺め

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

中川に架かる「青砥橋」は、葛飾区青戸2丁目と高砂1丁目を結ぶ環七通りの橋です。巨大な橋の歩道から南西方面を眺めると、東京スカイツリーが大きく見えることでも知られています。
空気が澄んだ冬には、雪をかぶった富士山もくっきり見えます。スカイツリーと富士山を同時に眺められるうえに、朝と夕方では全く異なる美しさを楽しめるのが魅力。橋の上から見える、両方の時間の景色をご紹介します!

中川に架かる青砥橋
中川に架かる青砥橋

新中川と分かれた中川が「七曲り」と呼ばれる蛇行部分へ入る地点に、全長約640メートルの巨大な青砥橋がかかっています。橋の脇には階段が設置されており、橋の上にのびる歩道へ上がることができます。青戸2丁目と高砂1丁目を結ぶこの歩道は、住民の日常に不可欠な生活道路となっています。

橋の脇にある青戸2丁目側の階段(左)と高砂1丁目側の階段(右)
橋の脇にある青戸2丁目側の階段(左)と高砂1丁目側の階段(右)

青砥橋の西側の歩道
青砥橋の西側の歩道

青砥橋の西側にのびる歩道を歩き、橋の真ん中から南西に広がる景色を眺めると、まず東京スカイツリーに目を奪われます。天を衝くような姿が迫力です。
スカイツリーの右側に目を向けると、ビル群の向こうに丹沢山地の大山の姿が見えます。さらに右側に視線を移すと、空気が澄んだ冬の晴天の日には、雪をかぶった富士山が目に飛び込んできます。都市の向こうに円錐形の富士山が鎮座している様子は優美そのもの。シャープなフォルムのスカイツリーと、堂々たる富士山を同時に眺められるのは、なんともお得な気分です。

スカイツリーと富士山を同時に見られる青砥橋からの眺め
スカイツリーと富士山を同時に見られる青砥橋からの眺め

青砥橋の西側の歩道から見た富士山
青砥橋の西側の歩道から見た富士山

冬の晴れた朝に青砥橋を渡ると、とりわけ富士山がくっきりと見えます。昼を過ぎると気温が上がってかすんでしまうため、歩道を渡る人もあまり富士山の方面には目を向けていません。が、目を凝らしてじっと見ると、午後でもうっすらした稜線を発見できる日がありますよ。時間がある時は立ち止まって探してみてください。

中川の青い水に富士山が似合う
中川の青い水に富士山が似合う

夕方の青砥橋から見える景色は、朝や昼間とはまた違った美しさになります。中川の水の向こうに赤く染まった夕焼け空が広がり、ビル群の奥にスカイツリーや富士山のシルエットがくっきりと浮き出てくるのです。刻一刻と変わる空の色を背景に、スカイツリーと富士山のシルエットが浮き上がる様子はたいそうドラマチック。絵になります。

夕暮れ時の青砥橋から見たスカイツリーと富士山
夕暮れ時の青砥橋から見たスカイツリーと富士山

青砥橋の歩道から見える夕暮れ時の富士山は、朝や昼間よりも格段にくっきりした姿です。橋の中央部に近い歩道では、通行中の人々が、何人もスマホを取り出して富士山を撮影していました。心に染み入るような美しい眺めです。

夕焼け空に映える富士山
夕焼け空に映える富士山

スカイツリーのシルエットも美しい
スカイツリーのシルエットも美しい

冬の良く晴れた日は、スカイツリーと富士山の競演を見に、青砥橋の歩道へ足を運んでみるのはいかがでしょうか。ダイナミックな景色に目を奪われます。なお橋はかなりの高さがあり、風が強い日には揺れを感じることがあります。足元には充分にご注意くださいね。

施設名: 青砥橋
所在地: 東京都葛飾区(中川に架かる環状七号線を結ぶ橋。青戸二丁目と高砂一丁目の間)
アクセス: 京成線 青砥駅から徒歩約6分

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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