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【葛飾区】早春のさくらだんごと草だんご入りの柴又しるこで寒さも吹き飛ぶ!柴又の「亀家本舗」で一休み

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

初詣客で大混雑だった柴又帝釈天の参道も、少し落ち着いてきました。ゆっくり食べ歩きを楽しむなら今がチャンス!と、おだんご屋の名店「亀家本舗」で一足早い春を感じる「さくらだんご」と、香り高い草だんごが入った「柴又しるこ」を味わってきました。寒さが吹き飛ぶ美味しさです。

参道の右側にある亀家本舗
参道の右側にある亀家本舗

柴又帝釈天の参道をそぞろ歩き、堂々たる二天門の屋根が見えてくると、道の右側に亀家本舗の立派な店舗が現れます。店頭には柴又名物の草だんごをはじめ、みたらしだんごやゆずだんごなど、色も味も様々なおだんごが並んでいます。ここでさくらだんごのきれいなピンク色が目に止まり、購入してみました。1本180円(税込)というお手頃価格が嬉しいです。

様々な種類のおだんごが並ぶ店頭
様々な種類のおだんごが並ぶ店頭

淡いピンク色がきれいなさくらだんご
淡いピンク色がきれいなさくらだんご

早速参道を歩きながら頬張るつもりだったのですが、お店の左側にある店内の食堂への入口に、「柴又しるこ」の看板があるのが目に付きました。この日はとにかく寒かったので「さくらだんごと一緒に、おしるこも食べたい」と思い、店内に入ることに。店員さんがあたたかく迎え入れてくれて、すぐにお茶とともにさくらだんごを乗せるお皿も持ってきてくれましたよ。この気遣いが嬉しい!

店頭に立つ「柴又しるこ」の看板
店頭に立つ「柴又しるこ」の看板

映画『男はつらいよ』のポスターが並ぶ店内
映画『男はつらいよ』のポスターが並ぶ店内

映画『男はつらいよ』のポスターやフライヤーでいっぱいの店内は、格子窓や白木のテーブルセットが並ぶ、和の情緒にあふれた空間。明治34年創業の亀家本舗は、旧店舗が『男はつらいよ』に出てくるおだんご屋のモデルだったそうです。

「柴又しるこ」(税込450円)を注文すると、ほどなくお膳に載ったおしることたくあんが出てきました。お椀のふたを開けると、湯気と共に小豆のふんわりとした匂いが漂います。

さくらだんご(手前)と柴又しるこ
さくらだんご(手前)と柴又しるこ

まず食べ始めたさくらだんごは、程よい甘さの桜餡がたっぷり。最上級の上新粉で作られた、モチモチのおだんごに良く合います。噛めば噛むほど桜の葉の独特な香りが口の中で広がり「外は寒いけれど、春が近付いている…!」という気持ちになれます。

香り高いさくらだんご
香り高いさくらだんご

柴又しるこは、温かい小豆あんの汁の中に名物の草だんごが二つ入っています。こちらのあんこは北海道十勝産の特選小豆を使い、上質ザラメで丹念に煮込んだもの。気品のある小豆のお汁に、よもぎの香りが漂う草だんごが、爽やかな味のアクセントになっています。
草だんごのよもぎは、春先のやわらかい新芽のみを冷凍保存したものが使われているそうです。鮮やかな小豆色の中に、草だんごの若草色がよく映え、柴又にいる気分が高まりますよ。

小豆の甘さに草だんごの香りが合う柴又しるこ
小豆の甘さに草だんごの香りが合う柴又しるこ

冬季限定メニューの柴又しるこは、寒さの中で帝釈天の参拝に訪れたお客さんに大人気。この日も来店するお客さんが、次々に柴又しるこを注文していました。
春の香りが漂うさくらだんごは、この先が本番。秋くらいまで提供する予定とのことです。

様々なおだんごのお品書きが並ぶ格子窓
様々なおだんごのお品書きが並ぶ格子窓

柴又帝釈天へお参りの際には、寅さんの写真がいっぱいの亀家本舗で、美味しい甘味を楽しんでみてくださいね。身も心も温まります!

店名: 亀家本舗/Rettyページ
住所: 東京都葛飾区柴又7-7-9
電話: 03-3657-6670
営業時間: 9:00-17:00
定休日: 月曜日
クレジットカード: 可
アクセス: 京成電鉄金町線 柴又駅から徒歩約3分
公式HP: https://www.kameyahonpo.com/

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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