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【葛飾区】艶やかな河津桜がメタセコイアの森に映える!水元公園を彩る早春の花

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

ここ数日厳しい寒さが戻っていましたが、水元公園では早春の花が次々に咲き出しています。名物のポプラ並木のかたわらでは、河津桜が見頃になりました。はっと目を引く艶やかなピンク色の花が、壮大な水郷公園を華やかに彩っています!
(写真はすべて2024年2月24日撮影)

高木の向こうに小合溜の水が広がる水元公園
高木の向こうに小合溜の水が広がる水元公園

メインゲートから「噴水広場」の左にのびるポプラ並木を歩いていくと、左側の駐車場入り口近くに、河津桜の木々が立つのが目に飛び込んできます。こちらは現在ほぼ満開になっており、ぱっと見た瞬間はピンクの綿菓子のよう。遠くから見ても目立ちます。

駐車場入り口付近に立つ河津桜の木々
駐車場入り口付近に立つ河津桜の木々

ピンクの綿菓子のような花
ピンクの綿菓子のような花

ソメイヨシノなどと比べると早咲きの河津桜は、「淡紅紫色」といわれる濃いピンク色が特徴です。華やかな色の河津桜は来園客の人気を博しており、スマホやカメラを持った人々が次々に訪れては写真を撮っていました。「すごくきれい」「今日、桜が見られるとは思わなかった!」などといった歓声も上がっていましたよ。

河津桜の背後にはラクウショウの森と小合溜が広がる
河津桜の背後にはラクウショウの森と小合溜が広がる

遊歩道を「メタセコイアの森」に向かってさらに北へ歩いていくと、駐車場の北の端とポプラ並木の間にも河津桜の木々が見えてきます。こちらも美しく咲いており、明け方の雲がたなびくような眺めが華やかです。
この場所はドッグランに近いこともあり、愛犬と一緒に河津桜の写真を撮っている方も大勢いました。可憐な桜と、可愛い犬たちとの組み合わせに和みます。

駐車場の北の端の高くに立つ河津桜
駐車場の北の端の高くに立つ河津桜

華やかな色合いは記念撮影に最適
華やかな色合いは記念撮影に最適

こちらの河津桜の木々は、メタセコイアの森を背景にしているのが魅力。円錐形の美しさが際立つ冬枯れたメタセコイアの木々と、華やかな河津桜の組み合わせが絵になっています。壮大な水元公園ならではの早春の光景です。

背後のメタセコイアの森に河津桜が映える
背後のメタセコイアの森に河津桜が映える

遊歩道を挟んで反対側には、半湿地の「水辺ゾーン」があります。こちらの日当たりの良い土手では、春の野草が次々に花を咲かせています。小さな青い花が可愛いオオイヌノフグリや、関東では珍しいシロバナタンポポも咲いていますよ。みつけたら花を摘んだりせずに、そっと眺めてみてくださいね。野の花の健気さに癒されます。

土手に咲くシロバナタンポポ
土手に咲くシロバナタンポポ

三連休の最後はまたお天気が崩れそうですが、雨がやんだら水元公園を訪れて、河津桜のお花見を楽しむのはいかがでしょうか。可憐なピンク色の桜と、雄大な景色との対比が見事です!

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR常磐線・東京メトロ千代田線 金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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