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【葛飾区】河津桜がせせらぎに似合う!ピンクの花が艶やかに彩る「四つ木めだかの小道」

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

京成押上線 四ツ木駅のほど近く、水戸街道に沿ってのびる「四つ木めだかの小道」は、地域の人々に愛されているのどかな散策路。曳舟川自然再生区域として整備された小川に沿って、緑豊かな小道がのびています。現在こちらの水辺の一角では、河津桜の木々が見頃。艶やかなピンクの花が、小川のせせらぎに映えています!
(写真はすべて2024年3月7日撮影)

「四つ木めだかの小道」の南側の起点
「四つ木めだかの小道」の南側の起点

四ツ木駅の北にのびる「まいろーど四ツ木商店街」を歩き、「四ツ木つばさ公園」の北側へ至る道を左折すると、鉛筆が描かれた外壁が素敵な「北星鉛筆」が見えてきます。こちらの前を過ぎ、突き当りの道を右に曲がると、水路の横にのびる四ツ木めだかの小道の南端にたどりつきます。
向かって左側の水辺には大きな河津桜の木々が立っており、濃いピンク色の花が見事!かたわらを流れる小川に彩りを添えています。

見頃を迎えた河津桜の木々
見頃を迎えた河津桜の木々

四つ木めだかの小道は全長260m。江戸時代に灌漑用水路として開発された葛西用水路の一部を、自然再生区域として生まれ変わらせたものです。お買い物帰りの人や下校中の小学生、犬のお散歩中の人たちがひっきりなしに通っており、地域の人々に親しまれている散策路であることがよくわかります。
小道の南端へ来ると河津桜の前で立ち止まり、スマホを取り出して美しい花の写真を撮っている人もたくさんいましたよ。

小川のかたわらに河津桜が映える
小川のかたわらに河津桜が映える

濃いピンクの花が見事
濃いピンクの花が見事

水辺の生き物たちの豊かな生活環境を守る小川には、堰やワンドが設けられていて、ゆるやかに水が流れています。緑豊かな小川の水面に、河津桜の散った花びらが流れる様子も風情があります。
小鳥たちにとっても安心して過ごせる環境であるのか、たくさんのメジロやヒヨドリが飛んできては、にぎやかに河津桜の蜜を吸っていました。

水面を漂う河津桜の花びら
水面を漂う河津桜の花びら

河津桜に飛んできたメジロ
河津桜に飛んできたメジロ

小川に架かる橋のそばには、川の中を観察しやすいように、石の階段が設けられた箇所もあります。筆者が秋にこちらを訪れた時には、水面の近くを小さな魚がたくさん泳いでいましたが、この日は一匹も見かけませんでした。寒さが厳しい時期は、温かい水底にいるのでしょうか。本格的な春になったら、また元気な姿を見せてほしいものです。

水の中を観察しやすい石段がある場所
水の中を観察しやすい石段がある場所

めだかの小道の北側の起点には『キャプテン翼』のロベルト本郷と大空翼像が立っています。四つ木といえば、高橋陽一先生の出身地!こちらの近くにも早咲きの寒桜が一本立っており、清楚な花を咲かせています。

めだかの小道の北端に立つロベルト本郷と大空翼像
めだかの小道の北端に立つロベルト本郷と大空翼像

小川の北端の近くに立つ寒桜
小川の北端の近くに立つ寒桜

緑豊かな小川を彩る河津桜を眺めに、四つ木めだかの小道を訪れてみてくださいね。小川のほとりの草地は水浸しになっている箇所もありますので、足元にはお気をつけください。

【基本情報】
名称: 四つ木めだかの小道
住所: 東京都葛飾区四つ木2-3-3先
アクセス: 京成押上線「四ツ木」駅から、小道の南側の起点まで徒歩約8分/北側の起点(ロベルト本郷と大空翼像)まで徒歩約10分

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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