武蔵浦和駅東口から徒歩2分。
バルや美容室が立ち並ぶVINES TERRACEの一画に、海外気分を味わえる素敵なカフェ&バー「poco rit.」があります。
音楽用語で「少しずつゆっくりと」という意味がある店名のとおり、のんびりとした時間を過ごしてきました。

駅前の喧噪を忘れてしまいそう…こだわりの店内にピアノの生演奏

緑あふれるテラスを抜けて入店し、まず驚くのはその開放感です。
高い天井を見上げると、壁に沿って所狭しと並ぶお酒のボトルの数々！
インテリアや照明にも「ニューヨークの街角」を思わせるこだわりが詰まったアイテムが並び、まるで海外のバーを訪れたかのよう。
自分が駅前にいることをすっかり忘れてしまうほどです。

カウンターやテーブル席に加え、リラックスして過ごせるソファ席もあります。
その奥にあるピアノでは、週に1度ピアノの生演奏が！
某テーマパークでミュージシャンを務めていたピアニストの松田光弘さんの演奏を、特等席で贅沢に楽しむことができます。

2回目の演奏時には、お客さんから受けたリクエスト曲を演奏してくれました。
私も2曲リクエストしてみましたが、自分がお願いした曲が流れると思わず笑顔に…。
生演奏の日程についてはHPで事前に公開していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

肉汁あふれるハンバーガーはボリューム満点

ローストビーフのサンドイッチやチキンオーバーライス、ハンバーガーなど、アメリカンなメニューが豊富なpoco rit.。
ローストビーフに後ろ髪を引かれながらも、私が注文したのは「ブルーチーズバーガー」のセットです。

まずはオクラが入ったスープと、アイスコーヒーが運ばれてきました。
少し肌寒い日だったので、冷えた体にあたたかいスープが染みわたります。
アイスコーヒーは「エスプレッソ2杯分を使用した濃いめのコーヒー」と書いてあるだけあって、しっかりとした味わい。

次に、どーんと登場したのはボリューム満点なハンバーガープレート！
掌より大きいバンズからは、パティもチーズもはみ出しています…。
包み紙にくるんでひとくち頬張ると、肉汁があふれるほどジューシー。
パティは和牛を使用しているそうで、確かにハンバーグとは思えないほどお肉の味がしっかりと味わえます。
天然酵母を使用しているバンズも、ほんのりバターの香りがしてふわふわ。
もっとクセがあるかと覚悟していましたが、ブルーチーズ感をやや酸味のあるソースとお肉がマイルドにしていました。

そして付け合わせのサラダ、ポテトチップスはちょうどいい箸休めに。
サーモンとチーズ、トマトがバジルソースに和えられた小鉢もさっぱりといただけました。
付け合わせは土日・祝日は内容が変わることがあるそうなので、そちらも気になるところです。

ラテやオーガニックティーなどドリンクも豊富

フードだけでなくドリンクメニューも充実しており、ラテだけでも数種類から選べるほど。
お茶のメニューも豊富です。
この日は「デトックス」という文字に魅かれ、「オーガニックデトックスインフュージョン」なるお茶を頼んでみました。
ポットに入って運ばれてきたお茶は、3分ほど蒸らしてから注ぐとベストとのこと。
カップもあたためられていて、細やかな気遣いを感じます。

少し待ってから飲んでみると、やや癖がありながらもすっきりとした味わい。
そしてほのかに甘みを感じます。
気になって調べてみたところ、poco rit.では「MIGHTY LEAF TEA」というサンフランシスコのティーブランドの茶葉を使用しているそう。
私が注文したお茶は、ペパーミントをベースにタンポポの根などがブレンドされているようだったので、飲んだあとのすっきり感にも納得です。

ケーキはテイクアウトもOK

レジ横にあるショーケースには、ケーキやデリカフードが並んでいます。
こちらのケーキはテイクアウトOK。
この日は満腹でデザートが食べられなかったので、おすすめのアップルパイをお土産に買って帰ることにしました。
そして、デリカは17時のディナータイムから登場し、メニューは日替わり。
好きなものをチョイスすれば盛り付けて提供してくれるので、おつまみにもぴったりですね。

時間を忘れて食事や会話を楽しめるお店「poco rit.」。
老若男女問わずかなりの人気店なので、ご利用の際は事前に予約をするか開店直後を狙うのが良さそうです。
のんびりとした時間を過ごせるおしゃれなカフェ＆バーでした。