【川崎市川崎区・縁道食堂】みんな大好き!旧東海道のご縁をつなぐ、ホテルの縁側
今日は、私の大好きなしごと場(?)の一つ、こちらの縁道食堂をご紹介しますね!
旧東海道の面影を残すホテルに併設
「縁道食堂」は、2020年ホテル縁道に併設の食堂。
縁道のオープン時には、川崎経済新聞(https://kawasaki.keizai.biz)でも扱っていますね。
こちらのホテルは、ビジネスホテルなのですが、デザイナーホテルというのでしょうか?コンセプトを明確に打ち出していてとってもお洒落なのです。
ホテルのこともじっくりレポートしたいのですが、それはまた追って。まずは私が週3ペースで通う(!)併設の食堂についてご案内します。
縁道食堂は、居心地がいい!
シンプルで、簡潔なつくりのテーブル席。
小さい子どもを連れた家族にも大人気の小上がり席。
私は大体、こちらの二人掛け席で仕事をしてます。
仕事を…
してるようには見えないな、この写真w
だってクラフトビールを衣の隠し味に使ったこちらのフィッシュ&チップスは絶品なんですよ!!(聞いてない)
縁道食堂は、とにかく味とコスパが良い!
ここの凄いところは、とにかくおいしいこと。そしておしゃれで味がいいのに、価格はめちゃめちゃ庶民的であることです。
ある日のディナーメニューを…。(チラリ)
どうでしょう?これはおつまみのメニューなのですが、ホテルなのに庶民価格。(味はホテルです!)
ここは「食堂」という名前を冠している通り、ランチのメインは「定食」なのですが、その定食メニューを夜も食べられます。そんなわけで、もの凄く安く食べられて、飲めちゃうんですね。
こちらは、ある日のランチの定食メニュー。
定食はほとんどが850円なので、これに一杯ビールをつけても1500円くらいで、お腹いっぱい。
以下、お腹空いているときに見ると結構やばい写真が続きます。
「タイ風鶏ももねぎ塩だれ丼」、スパイスと薬味の絶妙なバランスが食欲をかき立てて、お酒も進みます!(この料理なのに、熱燗!?と思われた方、この日は極寒だったのでまず身体を温めたんですよ!笑)
冬の間は毎回色々な煮込み料理が登場しました。それらもみんな定食での提供もしてくれました。グツグツと煮立った状態でサーブしてくれるので、動画でお見せしたかった。
ある日はスープカレー。こちらもグツグツ提供です。野菜がたっぷりで身体が喜んでいました。
またある日はローストビーフ!!
ちなみにローストビーフとサバライスは、縁道食堂の主砲。鉄板です!!
なぜこの価格を実現できるのか?
ずっと疑問だったので、シェフの春さんに聞いてみました。
自分の足で食材を探す
こんなにクオリティの高い食事をこの価格で提供できるって凄いことだと思います。何か工夫していることはあるのでしょうか?
春さん「とにかく、自分の足で食材を買いに行きます。自分の目で見ておいしいものを選び、それをすぐに調理することが全てです。」
なるほど…!この低コスパ・高クオリティのメニューの裏には、シェフの妥協のない食材選びと、それを手に入れるための努力があったんですね。
春さんは、ホテルの厨房などさまざまなところで修業されたそうで、その経験から培われた確かな技術を駆使して、一見普通に見える料理にアレンジを加えています。そう考えると、先ほど提示した定食メニューも「通りいっぺん」のものは一つもなかったことに気がつきます。
味付けも凝っていて、春さんが一つ一つのメニューにどれだけアイディアを凝らし、縁道オリジナルの料理を創作しているか、よくわかります。
アイディアとセンスの賜物
こちらはある日の仕事のお供ですが(←)
新鮮な野菜に、ブルーチーズソースが添えてあるメニュー。赤ワインがいくらでも飲めてしまう深いソースの味わい。私は一度食べておいしいと思ったものは、家でも作ってみたりするのですが、こちらのソースは真似できる気がしませんでした。お皿まで舐めたくなっちゃう、クセになる味。
噛み締めるとグッと味の出る、旬の黒鯛を堪能。一緒に使ってある野菜に注目。緑色のお洒落なミニトマトに香味野菜、手前の黄緑色の葉物野菜は食べたことがない食感でした。なんていう野菜なんだろう…。料理に合わせてドレッシングソースも全て手作りです。
春をまるごといただけるふきのとうも、天ぷらではなく「フリット」で。うっすらとかかっているパルメザンチーズが、見つけたふきのとうに寒の戻りで雪が降りかかっているような風情を感じさせますね。
フリットといえば「ひよこ豆のフリット」もちょっと他では味わえない驚きの創作料理なので、是非味わってみてください。
それから、あまりお腹は空いてないけど、ちょっと一杯、のときに必ず頼むのはこちら。「くるみのスパイシー飴がけ」と「自家製薫製チーズ」。縁道食堂の燻製メニューはバリエーション豊富で、おすすめなんです。そしてこのくるみは、食べたら絶対止まらないやつ!
こちらは「エイヒレ」なんですが、これも普通の居酒屋で食べるのとはひと味もふた味も違いました。身がとっても肉厚で柔らかい!エイヒレってこんなに食べ応えのあるおつまみでしたっけ?
新潟の発酵唐辛子「かんずり」を混ぜたマヨネーズが添えられていて…酒飲み垂涎の逸品でした。
こういう食材も、春さんが自分の足と目でしっかり見極めて手に入れてくるのでしょうね。ありがたい!!
ご縁をつなぐ場所
スタッフさんがみんな明るくてフレンドリー
もう一つ、大きな特徴は、ここは名前の通り人とのご縁を大切にする場所だということがあります。
スタッフの皆さんもとても暖かくて、いい人ばかり。
私の記事の「ちょっといい写真」は実はこちらのスタッフであるTomoyuki Nakanoさんに撮ってもらったものが多いんです。写真も絵も接客も上手な、中野さんです。
そして私はこちらのスタッフのアルパナちゃんの笑顔が大好き。稽古が終わってここに来て「おつかれさま」って言われると明日も頑張ろうって元気が湧いてくるんですよね。
もうじき縁道を卒業してしまうとご本人から聞いてショックを受けています。私どうしたらいいの!? 3月末まで、通い詰めちゃいますよ。
地元のクリエイターの情報交換の場にも
こちらのコーナーには、地元のハンドメイド作家さんたちが作った手作りのマスクや、川崎の名産品が置いてあります。週末にはマルシェをやったり、地元との交流にも一役買っている、縁道食堂。
そういう場なので、よく地元のクリエイター仲間に会えます。ちょっと話したりすると、インスピレーションが降りてきたり、アイデアが広がったりしますよね。それも楽しみの一つだったり。
こちらで出会った縁が、また新しい縁を呼んでくる。そんなこともしょっちゅうです。
この場所はかつて、旧東海道から稲毛神社の参道だった道だそうで、その頃は旅をする人たちにも同じように「ご縁をつなぐ」場所だったのでしょう。その頃の往来に思いを馳せながら…今日もこの食堂の隅っこでせっせと文章を書くわたし。筆も進むけど、それ以上にお酒が進んじゃうのが悩みです。
こんな素敵な場所を作ってくれた方々に感謝したいと思います。
東海道の歴史を感じられる縁道食堂、気になった方は是非足を運んでみてください。
週末は高確率で、私に会えま〜す(笑)
縁道食堂
住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町2-25
電話番号:044-589-5858
営業時間:ランチ=11時〜15時、ディナー=16時30分〜20時
(緊急事態宣言明けは変更になるので、ご確認ください)
公式HP:https://en-michi.jp/restaurant/
アクセス:JR「川崎」駅東口より徒歩8分/ 京急川崎駅からは徒歩4分