さて、川崎駅西口、栄通り商店街周辺の記事が続いておりますが…

私にとってこのストリートは美味しいものの「ゴールデンルート」なんですね。

前々日の新岩城菓子舗さんで和菓子を買い、前日のDenim bisさんでコーヒーを買い、そして本日紹介する「Shiromaru」さんで、朝食に並べるパンを買うんです。そのルーティンを回してる時の幸せな気持ちと言ったら！

というわけで、今日はとにかくフワッフワで身も心もとろけそうになる美味しいパンを焼いてくれる、ベーカリー「Shiromaru」さんを紹介したいと思います。

オープンは2018年

Shiromaruさんのオープンは2018年の6月。川崎経済新聞（https://kawasaki.keizai.biz）でも扱って…　扱って…ない？

あらら？

過去記事を遡ってみたのですが、出てこない（汗

そういえば、オープン時にとても話題になっていて、大勢のお客さんが押しかけていたので、もう少し落ち着いてから取材に来てください、と言われたのでした。そして、その後記事にしていなかったんですね…。書かせていただいてたとばっかり思っていました…！すみません。

というわけで、今回はその分も張り切って書きますね！！

南河原小学校のすぐ近く

ベーカリーの入り口は、商店街のメインストリート側ではなく、南河原小学校の校門があるサイドにあります。

それでは、店内に入ってみましょう♪

親子で力を合わせて作っているパン屋さん

こちらが、Shiromaruのママ・井麻田知加子さんです。笑顔がとても素敵♪

パンを作っているのは、息子の尚紀さんなのですが、とてもシャイなので、写真はNGとのことでした。（いつかもっと信頼関係が築けたら、出てもらいたいなあ、みなさんもその日を待っていてくださいね。）

尚紀さんが丹精込めて焼いたパンを、知加子さんがわかりやすくポップなどをつけて販売。全体にほっこりした店内の雰囲気は、気心のしれた親子の二人三脚が作り出す温かさだったんですね。

フワフワの生地

ここのパンの特徴は、とにかく生地が柔らかくて、フワフワなの！

フワフワのパンから子ども時代を思い出す

年齢がバレることを恐れずに話すと、小さい頃に「アルプスの少女ハイジ」っていうアニメがあって。そこに、こんなエピソードが出てくるんですよ。

みたいな話だったかと。（うろ覚えですみません）

最近はちょっとお洒落で硬いパンが割と主流ですよね。

ワインのお供にいただくのであれば、それも良いのですが、朝食に食べるパン、特に子どもに食べさせるパンは、フワフワしていてほしいなあ、と常々思っていました。

このパン、美味しいけど固いなあ…というパンを食べるたびに、

「柔らかいパンが食べたいねえ」（←うろ覚え）

というペーターのおばあさんのセリフが脳裏をめぐっていました。

そんな私が、一口食べて衝撃を受けたのが、こちらのパン屋さんのパンの柔らかさだったのです。しかも名前が「シロマル」これはもう！！気分はアルプスの少女ですよ！！

（これはあくまで、私の勝手な連想なので、Shiromaruさんでハイジの白パンを売っているわけではありません。「ハイジの白パンください」って言っても出てきませんのでご注意）

軽くてフワフワだから、いつでも、誰でも食べられる

「世間には色々なパンがありますが、うちでは国産小麦で無添加の、柔らかいパンを提供したいと思って作っています。どんな時にも、どんな人にでも食べてもらえるものがいいと思って」と知加子さん。

いや本当に。この柔らかい生地には作っている人の思いやりや優しさが表れていると思います。

「でも、無添加なので足も早いんです。なるべく購入した日か、その次の日までには食べてくださいね」とのことです。ああ、隣に住んでいつでも食べられたらどんなに幸せでしょう♪　

この日私は全粒粉チョコオレンジを買いました。他のパン屋さんだとたぶんこのタイプのパンは、大人っぽくパリッと硬い感じで仕上げるのだと思いますが、Shiromaruさんのはやっぱり、しっとりフワフワです。重くないのに、チョコが全体に染みていて、甘酸っぱいオレンジピールとの絶妙のハーモニー。

子どもと半分こしたら「うめー！！！！！」って叫んでました。子どもがハマる全粒粉のパンって珍しいですよね。

それから、こちらのカレーパンが焼き立てだったので、購入♪

揚げていないのでさっぱりとヘルシーで、稽古の合間に食べたのですが、全然胃もたれしなくてありがたかった！エネルギーはしっかりチャージできましたよ。

ラスクも衝撃の美味しさ

でも実は、ここの商品で一番最初に食べたのはフワフワのパンではなく、「ラスク」でした。

近隣にあった「アジアン美味1.2.3」で月に一度開催されていた子ども食堂の「大家族ふるさと食堂」。

（こちらは今年から川崎区の宮本町に移転していますが、この頃は私の幸区ゴールデンルートの重要な一角を占めるお店でした、また別に書きますね！）

こちらにお邪魔した時に、子どもたちへのお土産で配られたのが、Shiromaruさんの寄付によるラスクだったのです。

これがまた、衝撃的な美味しさでした！

ラスクもやっぱり「カリカリ」しているものが主流だと思うんですが、フワフワのパンをラスクにすると、こんな上質のサクサク感が実現するんですね！

サクッと噛んだ次の瞬間にはホロホロと口の中で溶けていく、この上なく優しい味わいのラスク！これもペーターのおばあさんに食べさせてあげたい！！

ラスクは少し日持ちするので、お土産にもとっても喜ばれます！

（私個人はメロンパンのラスクがとにかく一押しです！！）

名店とのコラボも

こんなに美味しいShiromaruさんのパンは、地域の飲食のプロフェッショナルからも大人気。最近は地域でのいろいろなコラボレーションが生まれています。

前出の「アジアン123」さんのバインミーのパンにも使われています。

それから…

ソリッドスクエアの前にある「サンディアンケバブ」のケバブサンドのピタパンにも！

このコラボは絶対食べねば！！と、お店からの情報を見て早速食べに行ったのでした。（サンディアンケバブさんもとっても素敵なので、近いうちにご紹介したいと思っております）

大切な人に、食べさせたいパン。

ハイジじゃないけど、持ち帰ってその人が食べて笑顔になるところを見たい。誰もがそんな優しい気持ちになれるパンを作っているベーカリー・Shiromaru。あなたもこの「フワフワ」体感してみてくださいね。

きっと、大切な誰かの顔を思い出すんじゃないでしょうか。