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【川崎市中原区・新城テラス】エリアリノベーションで盛り上がる武蔵新城のフラッグシップカフェ

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

さて、先日武蔵新城のことを少し書きました。

この街のこと、皆さんはどれだけご存知でしょうか?

昔から新城に住んでるぜ!って方は導入部は読み飛ばしてくださって大丈夫です。今日は、私のように大人になってから川崎に引っ越してきて、震災前、あるいはコロナ前までは全く地元のことに興味がなかった、でも最近、地域のことがとっても気になる!という人のために、武蔵新城の街を歩く拠点となるお店を紹介したいと思います。

それがこの「新城テラス」です。

武蔵新城の玄関口

新城テラスは2016年の4月にオープン。川崎経済新聞では1周年の記事から追いかけています。

Uber Eatsが始まった時にも、いち早く対応していたので、取材させていただきました。

武蔵新城のエリアリノベーション

武蔵新城は、ここ数年エリア全体をリノベーションする取り組みで、昔ながらの街並みに少しずつ新しいおしゃれなスポットが点在するようになりました。

先日発売された「新建築」にも14ページにわたって武蔵新城のエリアリノベーションが取り上げられています。

この特集では、

・新城テラス(カフェ)
・新城WORK(コワーキングスペース)
・ダイロクパーク(設計スタジオ、茶スタンド六一、菓子工房Icie、チーズ専門店Mikotoなどが入る)
・NAYA(コミュニティスペース)
・Chill文化創造拠点(複合テナントビル)
・おやつパティスリーtoi・toi・toi

などの名前が挙げられています。これらは、武蔵新城エリアで4代にわたって不動産業を展開している南荘石井事務所の石井秀和さんを中心に、賃貸物件を改修して、新たな機能を持たせる形で、街に魅力を作り出していくプロジェクトの一環として2016年ごろから次々と新城の街に誕生しました。

このように誕生した施設、飲食店はどれも非常にユニークで面白いので、私のアーティクルでも少しずつ紹介していきたいと思っています。今日はまず、それらのオーナー・石井さんをチラリとご紹介するに留めて、そのプロジェクトの中心を担い、今でも変わり続ける武蔵新城の玄関とでもいうべきカフェ「新城テラス」のご紹介をしたいと思います。

所有する物件を次々に魅力的にリノベーションしていく南荘石井事務所の石井秀和さん
所有する物件を次々に魅力的にリノベーションしていく南荘石井事務所の石井秀和さん

新城テラスは5周年を迎える

さて、それでは、この一大リノベーションプロジェクトの中核を担った新城テラスに話を戻しましょう。

こちらのカフェは、雰囲気と居心地が抜群によくて、年齢層を問わず街の人たちが訪れる人気のスポットになっています。

こちらが、つなぎのユニフォームをカッコよく着こなす新城テラス店長の小林美代さんです。

つなぎのユニフォームがかっこいい
つなぎのユニフォームがかっこいい

- 4月で5周年になりますね、今のご心境を聞かせていただけますか?

「色々なことが、少しずつ繋がって街の絆が強くなったという感じがします。ここができた頃には、まだ試行錯誤していました。マルシェをしたり、後ろにあるパサールベースを貸しスペースとして使っていただいたり、少しずつ街の人に知っていただいて、その輪が広がっていきました。」

「昨年はコロナ禍もあり、4周年のイベントもできいないままでしたが、それでも地域の人たちが支えてくれて、やってこられました。こうやって5周年を迎えられることをうれしく思います。」

- 5年の間に、茶スタンド六一ができたり、新城WORKができたり、新城テラスを中心にまちが息づいているような感じがしますね。

「この場所を愛してくれる人たちがいて、ここから始まるアイディアを一つずつ、形にしてきた今があります。さまざまなことが波状的に広がっていくからこそ、この場所をきちんと守っていかなければいけない、と言う思いがいっそう強くなりました」

ベビーカーを押して訪れるお母さんも多い、美代さんは一人一人とコミュニケーションをとる
ベビーカーを押して訪れるお母さんも多い、美代さんは一人一人とコミュニケーションをとる

新城テラスのフードメニューは、あらゆる層に対応できる優しさ
新城テラスのフードメニューは、あらゆる層に対応できる優しさ

新城1000ベロなどのイベントのデザインも手がけるPEAK STUDIOの作品は、武蔵新城の街を明るく彩る
新城1000ベロなどのイベントのデザインも手がけるPEAK STUDIOの作品は、武蔵新城の街を明るく彩る

季節ごとに変わるドリンクメニューも人気
季節ごとに変わるドリンクメニューも人気

大手資本による開発は、大きく街の形を変えてしまうこともしばしば。でもこの街の開発は、この街に住む人たちが「もっとこうしたら街が面白くなるね」という思いをお互いに取り交わしながら、古い街並みを生かしながら行っているから、懐かしいものを残したままに、今、新しい人たちをも惹きつける魅力を作り出しているんですね。

新城テラスができた時、まだ小さかった美代さんのお子さんも今年、小学校を卒業するのだと言います。そういう、子どもたちが自分の親が楽しく働いている背中を見ながら育ち、自分の街のことを誇りに思うような街づくりが進められている武蔵新城。

どこから歩いていいかわからなければ、ぜひ新城テラスに行って、美代さんに尋ねてみてください。きっと、あなたにぴったりの街の歩き方、教えてくれますよ!

新城テラス
住所:神奈川県川崎市中原区上新城2-7-1
電話番号:044-872-7391
営業時間:10時〜17時
定休日:日曜日・祝日
公式HP:http://terrace.seses-ishii.jp
アクセス:JR「武蔵新城」駅より徒歩2分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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