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【川崎市中原区・Mikoto】子どもも大好き、宝石箱みたいなチーズのお店

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

※こちらのお店は、2021年9月に閉店しました。

くわしくはこちらの記事をご参照ください。

さて、私も最近ようやくお邪魔することができた、こちらのお店をご紹介したいと思います。

武蔵新城にあるチーズ専門店「Mikoto(みこと)」さんです。

ダイロクパークのテナントの一つ

場所は、武蔵新城の北口、以前新城テラスさんの記事で名前だけご紹介した、複数のテナントが入居する「ダイロクパーク」の中の1店舗です。

建物全体は大きな集合住宅なので、武蔵新城のエリアリノベーションが特集されている「新建築」さんから全体像をお借りしますね。Mikotoさんは、この1階の右から2番目に入っています。

「新建築」2021年2月号より「ダイロクパーク」全体像
「新建築」2021年2月号より「ダイロクパーク」全体像

お隣には美味しいケーキの「Ichie」さん、裏手にはみんな大好きなお茶スタンド「六一」さんもありますので、併せてチェックしてみてください。なんとも注目のビルですよね!

2017年10月にオープンした、チーズの専門店

こちらにチーズの専門店があることはチェックしていたのですが、なかなか来ることができずにいました。(うーん、今思うと3年間もったいないことをしました…。)

「ナチュラルチーズと食材の店」Mikotoの外観
「ナチュラルチーズと食材の店」Mikotoの外観

階段をちょっと上がって、お店に入ります。

「こんにちは!」

と、にこやかに迎えてくださった、こちらがチーズプランナーで「Mikoto」店主の今井真希さんです。

毎度のことですが、撮影のためにマスクを外していただいています、魅惑のチーズショーケースの前で
毎度のことですが、撮影のためにマスクを外していただいています、魅惑のチーズショーケースの前で

きっかけは、高校時代に見たテレビ番組

今井さんは、青森県盛岡市のご出身。17歳だった高校生の頃にテレビ番組でチーズ作りのドキュメンタリーを見て、将来はチーズを扱う仕事に付きたいと思うようになりました。北海道の大学でチーズのことを学べるということを知り、進路変更をして受験。大学時代は北海道で過ごしました。

大学を卒業した後は、チーズを扱う商社の社員として勤めました。子どもが生まれたタイミングで退社して、子育てをしながら、ポップアップなどでたまにチーズを売っていたそうです。

授かりものに感謝する、という意味を込めて

そして、2017年10月にこの場所に「Mikoto」をオープン。店名については、

「古典から来ています。神々の尊、授かりもの、という意味があり、まさにチーズも牛からの授かり物です。扱う食品たちも作り手からの授かり物。日々生かされてることを忘れたくないと思っています」

とのことです。もともと古典が大好きな私は名前の響きにもグッと惹きつけられました。

毎日食べられるチーズを

新城のお客さまの顔を思い浮かべる

さて、いよいよショーケースをのぞきます。今井さんがセレクトしたチーズが「私、美味しそうでしょ」とばかりに並んでいます。選べない!端から全部連れ帰っちゃいたい。

目移りしないほうがおかしい…
目移りしないほうがおかしい…

上段はデザートチーズも含む、とても軽いチーズのラインナップですね。

下の段は、ハーブや青カビのチーズ、軽いウォッシュもありますが、全体的には食べやすいチーズが並んでいるという印象です。

今井さんは「この街のお客さんを思い浮かべながら仕入れをしているので、子どもたちを含むうちのお客さまが毎日食べられるようなものを、食べ切れるサイズで提供するようにしています」と話します。

食べやすいセミハード、あるいはブリー系のチーズが多い
食べやすいセミハード、あるいはブリー系のチーズが多い

四季を感じる

「チーズには季節もあるので、お客さまに四季を感じてもらえるように選定しています」とも。

旬のチーズには「Season!」とラベルが貼られていることも
旬のチーズには「Season!」とラベルが貼られていることも

例えばこちら、「Season!」とピンクのラベルが貼ってある「ブラン・デュ・マキ」はコルシカ産の羊のチーズ。羊の出産シーズンが1月〜3月のため、まさに今が旬のチーズです。家にコルスのワインがあったはず…、これは絶対買って帰らねば!

青森県の美味しいものも並ぶ

青森県は、りんごや蜂蜜の産地

青森・おぐら農園のりんごジュース(270円)
青森・おぐら農園のりんごジュース(270円)

今井さんは、地元の青森とのつながりもとても大切にされていて、お店には青森県の直産品も並んでいます。

はちみつやジャム、アンチョビペーストやクラッカーなど、チーズと共に楽しめる食材も並ぶ
はちみつやジャム、アンチョビペーストやクラッカーなど、チーズと共に楽しめる食材も並ぶ

こちらの棚は、蜂蜜やジャムなどの食材が並びます。必ずしも青森県産というわけではないですが、おしゃれな海外食材のなかに青森のものもチラホラ。どれも美味しそう。

パンの日やコーヒーの日も

弘前のパン店「といとい」のパン
弘前のパン店「といとい」のパン

弘前で人気のパン屋さん「といとい」のパンも週一で販売しているのだそう。この日、タイミングが合わなくて手に入れられなかったので、近いうちにリベンジしなきゃ!(販売日は不定期なので、HPでチェックしてくださいね)

店内のカレンダーでもチェックできる、大人気のブラッティーナの入荷予定も
店内のカレンダーでもチェックできる、大人気のブラッティーナの入荷予定も

ワインが止まらなくても、大丈夫

さて、悩んだ末に本日お持ち帰りしたのはこちらの二つでした。

コルシカの羊乳チーズ「ブラン・デュ・マキ」と、北海道・半田牧場の「チモシー」
コルシカの羊乳チーズ「ブラン・デュ・マキ」と、北海道・半田牧場の「チモシー」

先ほど心に決めていた「ブラン・デュ・マキ」と、北海道は半田牧場の「チモシー」を。半田牧場さんは、今井さんご本人も大学時代によく足を運んだ縁のあるファームなのだそうです。

「チモシー」は私が20代前半の頃にミュージカルの舞台でお世話になった長野県にある清水牧場さんの、ウォッシュタイプ(森のチーズ)にとても雰囲気が似ていたので、購入してみたのですが、恐ろしいくらいにドンピシャでした!自分の勘を褒めてあげたい!いや、実際は今井さんがちゃんと私の好みを見抜いてオススメしてくださったのでした。

美味しすぎて、ワインは進むし、ワインとチーズに目がなかった20代前半を思い出して危うく深酒し、チーズを食べきる勢いでした。危ない、危ない…。

深酒はよくないですが、チーズは万一食べ切ってしまったとしても、となり町にこんなに素敵なチーズの専門店があるとわかった以上、いつでも買いに行けるという安心感半端ない!なんとも幸せです!ありがとうMikotoさん!!

おかげさまで、また通っちゃうな…武蔵新城のまち。

皆様も、ぜひMikotoさんのオススメチーズ、食べてみてくださいね。

Mikoto(みこと)※2021年9月30日閉店予定
住所:神奈川県川崎市中原区上新城1-4-50
電話番号:044-752-7745
営業時間:10時〜17時30分
定休日:土日祝
公式HP:https://mikotofromage.com
アクセス:JR「武蔵新城」駅より徒歩5分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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